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研究開発への取り組み

ポリフェノール

大豆イソフラボンアグリコン

大豆イソフラボンアグリコン

大豆イソフラボンアグリコン

最近の疫学調査において、日本などアジア諸国では心血管系疾患や乳ガンの発症率が欧米諸国に比べて低いことが明らかにされていますが、これは大豆イソフラボンの効果であると考えられています。

大豆イソフラボンアグリコンの吸収性

イソフラボンは、大豆中ではそのほとんどが配糖体として存在していますが、みそやしょうゆのような発酵食品中では糖が切り離された「アグリコン」として存在しています。配糖体は、腸内細菌で糖が切り離されてアグリコンに変わった後に腸管から吸収されますが、アグリコンはそのまま腸管から吸収されますので、腸内環境に左右されることなく体内へスムーズに吸収されることが期待されます。そこで、ボランティアの方の協力を得て、アグリコンと配糖体の比較試験を行いました。その結果、アグリコンは配糖体よりも体内への吸収性に優れていることが明らかとなりました(図1)1)

図1. 大豆イソフラボン摂取後の血中イソフラボン濃度
  • 図1. 大豆イソフラボン摂取後の血中イソフラボン濃度

絶食後の被験者8名にイソフラボンアグリコン30mgまたは配糖体50mgを摂取させ、経時的に採血して、血中のイソフラボンの量を測定した。アグリコン摂取群では、短時間で高濃度のイソフラボンが検出され、吸収性が優れていることが判明した。

大豆イソフラボンアグリコンの機能性

ヒト臨床試験において、大豆イソフラボンアグリコンの機能性を評価しました。その結果、更年期女性において“ほてり”を減少させること(図2)2)、などの効果が確認されています。

図2. 閉経期女性の更年期障害様症状における大豆イソフラボンアグリコンの緩和効果
  • 図2. 閉経期女性の更年期障害様症状における大豆イソフラボンアグリコンの緩和効果

更年期障害自覚症状を有する女性11名(48~57歳)にイソフラボンアグリコン40mgを含む錠剤を3ヶ月間摂取させ、毎月“ほてり”の回数を調べた。イソフラボンアグリコンの摂取によって、ほてりの回数が減少した。なお、ほてりの回数などの評価は、SMI(東京医科歯科大産婦人科出典)を用いた。

《引用文献》

  1. Izumi, T. et al.: Soy Isoflavone Aglycones Are Absorbed Faster and in Higher Amounts than Their Glucosides in Humans., J. Nutr., 130, 1695-1699 (2000)
  2. Kubota, Y. et al.: 大豆イソフラボンアグリコンの更年期障害に対する効果について,日本人間ドック学会誌 健康医学,17, 62-67(2002)

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