2008年6月9日

キッコーマン・フーズ社35周年
米国ウィスコンシン州マジソン市に研究開発拠点開設

キッコーマン・フーズ社(略称KFI、本社:アメリカ合衆国ウィスコンシン州、社長:畠山邦紀)は、本年、アメリカ市場へのしょうゆの供給を開始して35周年を迎えました。1973年6月に出荷を開始したアメリカ・ウィスコンシン工場の生産能力は、市場拡大に伴い増設を続け、2009年3月末には、オープン当初の約12倍の規模に達する予定です。

また、1998年にはカリフォルニア工場をオープンいたしました。2009年3月末には、2工場あわせた生産能力は13万KLを超える規模となり、継続的に着実な伸びを示しています。
KFIで製造している商品の種類も、当初はしょうゆとテリヤキソースだけでしたが、今では減塩しょうゆ、バーベキューソース、ステアフライ・ソース(肉・野菜炒めのソース)など米国の食事情に対応した充実した品揃えとなっております。
米国市場は安定成長期に入っておりますが、今後は商品の高付加価値化と、業務・加工用市場のさらなる開拓を進め、一層の市場拡大を図ってまいります。

なお、この35周年を機に研究開発拠点を開設いたします。詳細は次の通りです。

●ラボラトリー開設

キッコーマングループの海外事業を牽引する北米市場で、食と健康の分野におけるさらなる成長を目指して、北米市場のニーズにより即した商品を開発するために、本年9月9日、アメリカ合衆国ウィスコンシン州マジソン市に、KIKKOMAN USA R&D LABORATORY,INC.(キッコーマン USA R&Dラボラトリー)を開設いたします。本研究所は、2005年のシンガポール、2007年のオランダに続き、キッコーマングループの3つ目の海外研究拠点です。

マジソン市はウィスコンシン州の州都であり、ウィスコンシン大学を擁する学問の町でもあります。また同大学はアメリカでも屈指の研究機関として注目されており、大小さまざまな企業の研究機関を誘致して作られた University Research Park(ユニバーシティー・リサーチ・パーク)を擁します。

キッコーマンUSA R&Dラボラトリーは、大学に集積された知識と情報を有効に活用するために、このUniversity Research Park内に開設いたします。ウィスコンシン大学との共同研究開発を含めた連携を図り、研究資源を活用しながら、キッコーマンの独自技術に基づいた、北米市場向けの新商品の開発を行ってまいります。
また、この研究所から生まれた成果を積極的に活用し、世界各国の皆様のより豊かな食生活に貢献できるよう努力を続けてまいります。

<キッコーマン USA R&Dラボラトリー概要>

1.研究所名 KIKKOMAN USA R&D LABORATORY,INC.
(キッコーマン USA R&Dラボラトリー)
2.所在地 University Research Park, 510 Charmany Drive, Suite 250, Madison WI 53719
3.資本金 500,000ドル (約 5,000万円) ※1ドル=100円
4.出 資 キッコーマン株式会社 100%出資
5.開設時期 2008年9月9日(予定)

以上