キッコーマン総合病院（千葉県野田市）に隣接する当社敷地内に建設しておりました、キッコーマン総合病院の新病院が、このたび竣工となりました。８月中旬より新病院にて診療を開始する予定です。

キッコーマン総合病院は、千葉県野田市及び近隣地域における急性期医療を中心とした総合病院として、また地域中核病院として診療機能の強化を図り、地域の皆様に安心してご利用いただける医療とサービスを快適な施設でご提供してまいります。

キッコーマン総合病院は、１９１４年、野田醤油醸造組合が建設した「野田病院」を前身とし、当社会社設立後の１９１８年に当社の企業立病院となりました。

１９６６年（昭和４１年）に、現在の野田市宮崎に鉄筋コンクリート造３階建の近代的な総合病院として新築・移転し、名称を「キッコーマン附属病院」と改め、さらに１９７３年には「キッコーマン総合病院」と改称しました。キッコーマングループ社員だけでなく地域の皆様の病院として現在まで地域医療を担っております。

新病院は、地上４階建で、１階が受付、外来診療部門、検査部門、救急部門、健診部門、リハビリ部門、２階が手術部門と病室、３階が病室、４階が医局、事務部門等となります。病床数は１２９床です。

新病院の建設にあわせて、現在休止している産科の診療を再開し総合病院としての診療機能の強化を図ります。また、地域の他病院、診療所と地域医療連携体制を構築し、地域中核病院としての機能を強化します。

新病院は免震構造を採用し、災害時においても病院としての機能を持続できるよう施設を充実させました。敷地内に緑地帯を整備し、植樹などにより建物が周囲に圧迫感を与えないよう周辺の住宅地との調和を図るとともに、周辺の道路状況を考慮し、敷地内を患者さんや地域の皆様が安全に通行できるよう年内を目処に歩道を整備する予定です。

また、自然採光・自然換気など明るく健康的な施設にするとともに、太陽光発電や水資源の効率的な利用、省エネルギー機器の採用によって環境にも配慮しました。

なお、現病院は新病院での診療開始まで通常通り診療を継続します。

＜キッコーマン総合病院　新病院概要＞

• 所 在 地：千葉県野田市宮崎１００
• 敷地面積：１７，４０９m²
• 建築面積：　５，１１４m²
• 延床面積：１２，１３９m²
• 建物構造：鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造（免震構造）、地上４階建
• 病 床 数：１２９床
• 診療科目：内科・消化器内科・循環器内科・小児科・外科・整形外科・リハビリテーション科・眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・泌尿器科・脳神経外科・産婦人科・麻酔科

以上