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デルモンテ博士の豆知識
デルモンテ商品でおなじみの野菜や果物についての豆知識をご紹介。
いつも身近な食べ物について、意外な事実や、ためになる情報をお知らせします。
セロリーの話
 セロリーの表記
 デルモンテ野菜ジュースの香りの特徴として、セロリーの香りがあげられます。セロリーはいつでもスーパーで見ることができる野菜の一つですが、意外と使い方が難しい野菜かもしれません。皆さんはセロリーを使った料理を、いくつ挙げられますか?
 セロリーの英語名はCeleryで、日本ではセロリー、セルリー、セロリと様々な表記がありますが、ここでは五訂食品成分表の名称である「セロリー」を使います。
 セロリーの歴史

 セロリーの起源は地中海地方の湿地帯といわれています。紀元前12世紀頃のエジプト第20王朝墓からは花輪に編んだ野生のセロリーが発見されています。また紀元前9世紀に書かれた古代文学オデッセイによると野生のセロリーが薬草として用いられていると記述されています。後にギリシャ人はその葉をアスリートの月桂冠として用いたり、葬儀の花輪として用いていました。古代ローマ人はセロリーの種を乾燥させたもの(セロリーシーズ)を香料として使っています。古代ローマ人達は、香りが強く何か崇高なものと感じて使っていたのでしょうか。野菜として使われ始めたのは中世に入ってからで、やはり「香り付け」がその役目でした。現在のような食べ方をされるようになったのは18世紀のヨーロッパからです。
 日本には、1592年朝鮮出兵した加藤清正が、中国を経て朝鮮に渡ったセロリーを持ち帰ったといわれています。それが岡山城内に自生し清正人参と呼ばれていました。その後、今度はオランダ人が日本に伝えたことにより「オランダミツバ」と呼ばれるようになりました。慶応2年に当時の貿易関係者から種子が持ちこまれ、国内での本格的な栽培が始まりました。

 セロリーシーズの成分

 セロリーの乾燥種子であるセロリーシーズは19世紀からリューマチの治療に使われ、また利尿剤、鎮静剤などとして用いられていました。セロリーシーズには精油成分が1.3-2.5%含まれ、その構成はリモネン(80%)、β-セリネン(10.5%)、ミルセン(1%)、その他の成分、となっています。リモネンはオレンジ、レモンの主要精油成分でもあります。リモネンは化学物質の誘導によるガン発生を抑制することが示されています。

 セロリーの成分
 一方セロリーの特徴的な香り成分は、0.5%位含有されている「セダノライド」という複雑な構造の化合物です。セダノライドは、研究によると、動物試験で肝臓などの臓器で解毒作用を持つグルタチオン-s-転移酵素の活性を誘導し、更にガン抑制作用を有することが確かめられました(G.Q.チェンら 1994)。前述の内容にある、古代からの利用の裏付けがなされつつあるというわけです。
 セロリーは食物性繊維も豊富であり、茎葉部の食物性繊維含量(1.5%)はきゅうり(1.1%)とキャベツ(1.8%)の中間位です。  
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