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デルモンテ博士の豆知識
デルモンテ商品でおなじみの野菜や果物についての豆知識をご紹介。
いつも身近な食べ物について、意外な事実や、ためになる情報をお知らせします。
ピーマンの話
 ピーマンの名称
 ピーマンといえば一般的には緑色のものがまず思い浮かびますが、ピーマンには黄色、オレンジ、赤、紫などのカラーピーマンもあり、最近はこれらも見かけるようになりました。「ピーマン」というのは「辛味の無いアマトウガラシ」の一般的呼称であって、「ピメント」のフランス読みに由来すると言われています(「香りの百科」より)。
 ピーマンの属する「科」など
 ピーマンは、「トウガラシ属」の中の一つですが、この「トウガラシ属」の代表選手といえるのが、辛味を持つトウガラシと、辛味のないピーマンです。この「トウガラシ属」は、世界の主要農産物の多くを含む「ソラナム科」の中にあります。
 この、「ソラナム科」は、日本では一般的に「ナス科」といわれ、南米では「ポテト科」と呼ばれています。ソラナム科にはトマト、じゃがいも、ナス、トウガラシなど、おなじみの植物群が含まれています。
 ピーマンの歴史
 「ピーマンの種子」が紀元前5000年頃にメキシコに既に存在していたことが分かっており、そうした野生種から種々のピーマン、トウガラシが派生したと言われています。辛味の強いチリペッパーは紀元前1000年から2000年頃にかけてペルー沿岸で生育していたようです。ピーマンは、南アメリカの広い地域で生育していたようですが、渡り鳥がその生育地域の拡大に貢献したようです。ピーマンは、新大陸発見と同時にヨーロッパへ渡りました(「CRC Food & Nutrition百科」より)。
 ピーマンの日本での歴史
 日本へは、16世紀後半から17世紀にかけて、ポルトガル人や韓国人からもたらされたといわれていますが、当時インド、東南アジア、中国では辛味のあるトウガラシが使われていましたので、これはピーマンではなくおそらくトウガラシだったのでしょう。ピーマンとしては、アメリカで1806年に甘い品種が記録されており、我が国で戦前栽培されていた品種は全てアメリカからの輸入品種でした(「野菜園芸大辞典」より)。現代では国産品種も多く開発・栽培されています。日本デルモンテでも「ビバパプリコット」という名前の甘い品種を開発し販売しています。
 ピーマンの色について
 緑色のピーマンの食べ頃は「果実の大きさが最大となり、(まだ未熟の状態ですが)硬さが十分ある時期」となります。これを樹上で更に10日ほど熟成させると、色は黄色または赤くなり完熟することになります。緑色の時においしい品種と、色づいた時がおいしい品種がありますが、黄色や赤い色のカラーピーマンは後者であり、完熟してから食べた方がおいしいピーマンと理解すると良いでしょう。
 ピーマンに含まれる成分
 ピーマンはビタミンCと、カロテンに富む野菜です。ビタミンCは国産の緑色ピーマンでは100g中に約80mg含まれ、赤ピーマン、黄色ピーマンでは100g中にそれぞれ約170mg、約150mgも含まれています。カロテンは、国産の緑色ピーマンでは100g中に約400μg含まれ、赤ピーマン、黄色ピーマンでは100g中にそれぞれ約1,100μg、約200μgも含まれています。油炒めしてもこれら成分の損失はほとんどありません(「五訂栄養成分表」より)。栄養豊富な野菜とはいえ、一般にお子様にはピーマンはその独特な香りから嫌われる傾向がありました。これはピーマンには、ピーマン特有の「ピラジン化合物」が含まれており、これがごく少量でも鼻で検知できる物質であることによるようです(「香りの百科」より)。しかし最近の品種改良でこの独特の香りが少なく甘みの強い品種、例えばカラーピーマンなどが市場で入手できますので、ぜひお子様にも食べていただきたいと思います。
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