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デルモンテ博士の豆知識
デルモンテ商品でおなじみの野菜や果物についての豆知識をご紹介。
いつも身近な食べ物について、意外な事実や、ためになる情報をお知らせします。
トマトの話2
 トマトの歴史

 現在トマトは、世界で最も食べられている野菜の一つです。しかしトマトが食材として利用され始めたのは意外と最近であり、18世紀末頃からのことです。
  それ以前は、植木鉢に植えて主に観賞用として楽しまれていました。トマトが文献に登場したのは、16世紀にスペイン人によりヨーロッパにもたらされてから約2世紀後の1778年の「植物目録」でした。

 食用としてのトマトの登場

 トマトはフランス革命(1789〜1799年)時に華々しくパリに登場したようです。当時のフランスの富豪グリモ・ド・ラ・レニエールの1804年の著書『食通の暦』には、「15年前にはトマトはパリでは全くといってよいほど知られていなかった。革命のおかげで南部の人々が洪水のようにパリにおしよせ、また彼らはパリで財をなすことに成功したが、それはトマトがパリで喝采を浴びたおかげである。」というような内容が記されています。
  また、1786年にパリのサン・タンス通りに「トロワ・フレール・プロバンソー(南部の3人兄弟という意味)」というレストランが開店しました。そのレストランでは南部の赤魚、干しダラのクリームペースト、にんにく漬けのタラとともにトマトを出しました。
 こうして食卓に登場し、その後19世紀には品種改良が進み、トマトはより赤くより大きくなっていったのです。(参考文献:「果物と野菜の文化誌」大修館書店)

 リコピンについて

 トマトに含まれる赤い色素であるリコピンは、薄い膜に覆われたカプセル状の構造体に結晶状態で閉じ込められて細胞の中に浮かんでいます。液中に浮かんでいるので、レンズ効果によって細胞又は組織全体が赤く見えるのです。リコピンは細胞の中にありますから、食べた時にその細胞が壊れて初めて吸収が起きます。調理したり、他の食材と一緒に摂るとリコピンの吸収率は増加しますので、いろいろな料理に使うと良いでしょう。

 リコピンの機能性の研究

 リコピンの機能性について最新のトピックスをご紹介しましょう。リコピンの機能性として最も注目されているのは、男性特有の病気である前立腺ガンの予防に関するものです。リコピンは前立腺ガンを誘引する男性ホルモン変化を遺伝子レベルで抑制することがわかってきました。また女性にも朗報があります。まだまだ研究途上ですが、骨粗しょう症、白内障を予防するという研究成果が発表されています。

 その他の研究について
 一方、独立法人果樹研究所(※)が静岡県三ケ日町にある国立長寿医療センター研究所と共同研究を行い、平成15年に調査結果を発表しました。それによると、「飲酒量が同じであった場合、血清中のβ−カロテン、β−クリプトキサンチン、リコピン、α−カロテンレベルが高い人たちでは、アルコール性肝機能障害の指標である血中γGTP値が低い」ということがわかったそうです。リコピンを含めたカロテノイドを含む野菜・果物の摂取が肝機能障害を予防する可能性が示され、今後ますますトマトの機能性が注目されることでしょう。男女問わず、トマトを食べることは身近にできる「体にいいこと」といえます。トマトジュース、野菜ジュースなら、手軽にトマトを摂れるのでおすすめです。
※正式名称:独立行政法人 農業・食品産業技術研究機構 果樹研究所
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