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ドクター久保田のアンチエイジン・ベリーグッド!

第6回 ワインだけじゃない、ポリフェノール

アンチエイジングな言葉『こまめに摂れば、老化は降参か(抗酸化)!』 ポリフェノールは食品で摂りやすいものの、水に溶けやすく体内に蓄積されないため、毎日こまめに摂るのがアンチエイジング成功のコツ。少しずつ3食で摂るのがおすすめです。 キッコーマン総合病院 院長 久保田 芳郎

抗酸化作用でアンチエイジング

ポリフェノール(polyphenol)は、植物に多く含まれる色素や苦味の成分で、ポリ(たくさんの)フェノール性水酸基(OH基)を持つ食物成分という意味で、その数は数100種以上ともいわれています。この水酸基は人間の体内に発生する活性酸素やフリーラジカルといった有害物質をとらえて、安定した無害な物質に変える作用があります。

ポリフェノールがアンチエイジングに効果的といわれるのは、こうした『抗酸化作用』があるためなのです。

肥満とメタボの予防にも

ポリフェノールには、活性酸素がもたらす細胞の老化や動脈硬化を防ぐ作用があるとされています。また、脂肪の吸収を抑えるはたらきがあるため、肥満予防にもなります。

ほかにも、脂肪燃焼を促進する効果、血栓を予防して血液をサラサラにする効果、血管を守る作用、血流を改善する作用、ホルモン促進作用など、さまざまな健康効果があります。メタボリックシンドロームにもポリフェノールが効果的といえます。

フランス人が実証した、ポリフェノール効果

1992年、フランスのボルドー大学のセルジュ・レヌーが「フランス、ベルギー、スイスに住む人々は、ほかの西欧諸国の人々よりもチーズやバターといった乳脂肪、肉類、フォアグラなどの動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず、心臓病の死亡率が低い」という説を打ち出しました。

その理由にあげたのが、彼らが日常的に飲んでいる赤ワインに豊富に含まれる「ポリフェノール」です。それにより、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上すると発表しました。

反論をとなえる学者もいましたが、その理論は世界保健機関(WHO)などによって「フレンチパラドックス(フランスの逆説)」と呼ばれ、1990年代初頭、世界的に広まりました。もともと白ワインの消費量の方が多かった日本でも、赤ワインブームを巻き起こすきっかけとなったのです。

野菜など身近な食品で、ポリフェノールを

ポリフェノールといっても、大豆はイソフラボン、玉ねぎやブロッコリーはケルセチン、お茶はカテキン、ココアやチョコレートはカカオマスというように、食材ごとに種類があります。ポリフェノールは、赤ワインや果物、コーヒーなどだけでなく、私たちが3食で気軽に摂ることができる食材に含まれています。

ポリフェノールは皮の部分に多く含まれているので、果物などを食べる際は皮ごと食べられるものが効果的です。

ポリフェノールは熱に強く、壊れにくいので煮込んだり、焼いたりしても損なわれることがないので、その点でも食生活に取り入れやすいのです。

アンチエイジン・ベリーグッド【食】

ポリフェノールをノルマに!

ポリフェノールが摂れるのは、野菜では、なす、れんこん、玉ねぎ、春菊、小松菜、ブロッコリーなど。果物では、バナナ、ブルーベリー、ぶどう、りんごなど。そのほか、大豆、ごま、そば、チョコレート、ココアにも多く含まれています。日常の食事やデザートで、無理なく摂りたいものです。

ポリフェノールをノルマに!

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