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ドクター久保田のアンチエイジン・ベリーグッド!

第7回 若さの敵・活性酸素追い出し作戦!

アンチエイジングな言葉『タバコは、活性酸素の元!』 いくら、食事で活性酸素を追い出しても、喫煙習慣があっては元の木阿弥。タバコは老化促進剤ともいわれます。内臓だけでなく、肌の老化を防ぐためにも禁煙を。 キッコーマン総合病院 院長 久保田 芳郎

がんや生活習慣病、シミ、シワも活性酸素が原因!?

活性酸素とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどから身体を守るために白血球から放出される物質のこと。呼吸するだけで活性酸素は生まれます。

呼吸により取り入れられた酸素は、血液に乗せて体中の細胞へ栄養分を運びます。細胞内では生命維持に必要なエネルギーを得るため、絶えず酸素で栄養分を燃やし、酸化させています。

これらの過程で生まれる活性酸素こそ、アンチエイジングの敵。細胞内の酵素で分解しきれない余分な活性酸素は、がんや生活習慣病、老化など、さまざまな病気の原因になるといわれています。美容面では、シミやシワ、たるみの原因にもなります。

活性酸素は、ゼロにはできない

ストレスや喫煙によっても、活性酸素は増加します。また、体内だけでなく、紫外線や放射線、排ガスなど外的な要因で発生する活性酸素もあります。

憎い活性酸素ですが、日常生活を送る以上、完全に防ぐのは難しいのです。

20歳をピークに減少する、活性酸素除去機能

人体にはもともと、不要な活性酸素を除去する機能が備わっています。

人体内でつくられるスカベンジャー(掃除屋)ともいえる機能は、20歳頃がピークといわれています。これが40歳頃にはピーク時の約半分ほどしか生産されなくなり、その後も減少の一途をたどります。それに伴って、がんや生活習慣病が発生してきます。

抗酸化作用のある食事が効果的

活性酸素に負けない体をつくるためには、まず毎日の食事を見直し、抗酸化物質を多く摂取することが大切です。抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、βカロテン、グルタチオンなどがあります。

抗酸化を意識した食生活では、「ファイトケミカル(フィトケミカル)」が注目されています。「ファイト」とは、ギリシャ語で「植物」のこと。「ケミカル」は化学成分という意味ですから、植物由来の化学成分ということになります。

紫外線や虫などから自らを守るために、植物がつくり出した物質で、主に色素や香り成分、アクなどに含まれています。今や食物繊維に続く「第7の栄養素」として注目されているファイトケミカル。最も注目に値するのは、何といっても活性酸素から体をガードする抗酸化作用です。

食事で気軽に摂れる『ファイトケミカル』

ファイトケミカルはおよそ1万種類。主に野菜や果物、豆・豆製品、野菜、きのこ・海藻類などに多く含まれています。たとえば、ルテインはとうもろこしの黄色、リコピンはトマトの赤、カロテンはにんじんのオレンジ色、アントシアニンはブルーベリーの青のもとです。

ファイトケミカルには抗発がん性を示すものも多くあります。疫学的研究により、果物や野菜に含まれるファイトケミカルは、がんの危険性を減少させるという調査結果が出ています。

ワインや野菜などに含まれるポリフェノールも、その一種。ポリフェノールの抗酸化作用については、前月のこのコーナーでも詳しくご紹介しています。

アンチエイジン・ベリーグッド【食】

合言葉は、A・β・C!

抗酸化作用の高い食材としておすすめは、ビタミンAたっぷりのレバー、βカロテン、グルタチオンいっぱいのブロッコリー、ビタミンCβカロテンも摂れるパプリカなどがあります。また、ファイトケミカルは、露地物(太陽を浴びて育った)野菜・果物の方が多く含まれているともいわれています。

合言葉は、A・β・C!

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