トップ > レシピ > ヘルシー&ライフ > ドクターコラム > ドクター推奨!身体のあちこち健康堂 > 第6回 肩こりになるのは日本人だけ!?

欧米人に「肩こり」がないのはなぜか

肩こりを起こす原因の中で最も多いのが姿勢です。欧米人に「肩こり」がないのは、小さい頃から姿勢がいいからともいわれています。また、首および肩周辺の筋肉疲労および血行障害も、肩こりの原因です。

背骨がゆるやかなS字を描くような状態、生理的彎曲(わんきょく)が正しい姿勢ですが、その姿勢を維持するために常に筋肉が働いています。長時間パソコンなどのデスクワークをする、寝転がってテレビを見る、自動車のハンドルにしがみつくように前かがみで運転する、猫背、凹円背(背中を反らせてお腹が突き出ている姿勢)など、同じ姿勢を長く続けることで、特定の筋肉を緊張、疲労させ、血行障害を起こし、肩こりの原因となります。

また、男性より女性の方が筋力が弱い分、肩こりになりやすい傾向にあります。

「適度な運動」が大切

肩関節は年齢とともに動きづらくなります。普段から適度な運動を習慣にし、肩関節を無理のない範囲で動かすよう心がけましょう。全身を伸ばすストレッチもおすすめです。

肩こりの予防法は、筋肉を鍛えることが効果的。また、正しい姿勢を保持するにも筋力はとても重要です。

冷房による「冷え」や疲労も肩こりの原因に

通常、寒さを感じた時は交感神経が働き、血管を収縮させ体温が下がらないように働きます。首、肩周辺の局部的な冷えによっても交感神経が反応し、首、肩周辺の血管や筋肉を収縮させ、血流が悪くなります。

そんなときには患部を温めることで、筋肉の緊張がほぐれ、収縮していた血管も拡張し、血液の循環がよくなります。患部付近に停滞していた老廃物が血流により取り除かれ、肩こりの症状が改善、解消されます。

温めのお風呂にゆっくりつかったり、お湯のシャワーをかけるのも手軽な方法です。血行促進だけではなく、疲労回復やリラックス効果も期待できます。

眼の疲労に注意する

眼鏡やコンタクトレンズが合わず、見づらいことによるストレス、眼精疲労、テレビやパソコンの点滅刺激による瞳孔括約筋の疲労等により、交感神経が過剰に反応し、首、肩周辺の血管を収縮、血流が悪くなり肩こりの原因となります。

「ストレスと運動不足」に気をつけて、肩こりを緩和

ストレスは交感神経を過剰に反応させ、首、肩周辺の血管を収縮、血流を悪くさせます。また、脳で認識されたストレス情報が神経を伝わって、首、肩周辺の筋肉を収縮させることも血流を悪くさせています。日頃からストレスを溜めないように心がけましょう。

肩こりに効果的な食事

●クエン酸
肩こりの原因となる乳酸の生成を抑制し、筋肉疲労の予防・改善に有効です。梅干し、酢、柑橘類(レモン、みかん)などに多く含まれています。
●ビタミンB1
ビタミンB1は酵素とともに糖質を分解し、筋肉や神経のエネルギー源となります。胚芽米、レバー、春菊、豚肉(ヒレ、もも)、うなぎなどに豊富です。
●たんぱく質
筋肉のもととなる栄養素で、不足すると筋肉は衰えてきます。牛乳、卵、肉類、魚類、大豆製品。ただし肉類は脂肪の少ない赤身、魚類は青魚がベストです。

筋肉の収縮や弛緩、疲労に関してはさまざまな栄養素が関係しています。日頃からバランスの良い食生活を送るためにも、ホームクッキングを参考にしてみてはいかがでしょう。

このページのトップへ