トップ > レシピ > ヘルシー&ライフ > ドクターコラム > ドクター発 メタボリック問答 > 第7回 朝食の大切さ
ハーバード大学のMark A. Pereira 助教授の調査では、朝食を毎日摂る人は摂らない人に比べて、肥満や糖尿病になる率が35~50%も低いと発表しています。また別の調査では、朝食を2週間抜いた健常女性は毎日朝食を摂った女性と比較すると、残りの時間により多く食べているという結果もあります。
食事回数が2食や1食に減って食事の間隔があくと、身体はエネルギーをできるだけ使わずに蓄えようとして、脂肪の分解能力が落ちます。ということは、朝食抜きで1日2食にすると、食べ過ぎないとしても太りやすい体質になります。 以下の表のように、「朝食の欠食率」は、男女ともに20歳代でもっとも高く、男性で約3割、女性で約2割。30歳代の男性で約3割、40歳代では男女ともに1割以上に達しています。それだけ「太りやすい食習慣」を持つ人が多いということになり、メタボリックシンドロームの増加が心配です。
朝食は特に脳の働きと深い関わりを持っています。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖であり、大量に消費します。そのため朝起きたときには、すでにブドウ糖が不足した状態で血糖値が下がっています。そのうえ、朝食を食べないと、前日の夕食から昼食まで、半日以上も脳にブドウ糖が補給されないことになります。朝食を抜くことで低血糖になり、それが原因でイライラする、体がだるい、仕事や勉強に集中できない、生あくびが出る。さらには動悸、息切れ、発汗、めまい、頭痛などの症状が出ることもあります。これでは午前中の仕事や勉強に影響してしまいます。
おすすめの朝食のアイデアをいくつかご紹介しましょう。
私は、就寝時間に関わらず毎朝6時過ぎには起きて、ご飯、味噌汁と納豆、あじの干物など、和食型の朝食を摂ることにしています。とはいえ、朝は食欲がない、時間がないという方も多いことでしょう。
そんなときは、最低限でも野菜ジュースやヨーグルトだけでも摂るようにしたいものです。できれば、食べやすく、用意しやすい主菜(納豆、温泉卵、冷やっこ、チーズなど)と副菜(トマトなど生で食べられる野菜)もぜひ加えていただきたいものです。朝起きてから朝食を準備しようと思うと負担になる方もいらっしゃるでしょう。ホームクッキング「おすすめ朝食レシピ」には、簡単にできる主食&ワンプレート料理のレシピや、バランスアップに役立つ汁物やスープ、作り置きのできる常備菜などが紹介されています。参考になさってください。