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小児科医お薦め!「すくすくもぐもぐガイド」 キッコーマン総合病院小児科部長 芥 直子

第2回 朝ご飯だよ! 全員集合!!


こんにちは。キッコーマン総合病院の芥です。

5月ですね。1カ月前に進級、入学した子どもたちに疲れなどが出てくる時期でもあります。

毎朝、お子さんの顔を見て、ことばを交わしていますか?ちょっとした表情やことばの端々から、子どもの成長や小さなトラブルを発見することができるのも、朝ごはんの時間だと思います。


朝ごはんを食べると成績もよくなる


前回、人間には光による1日のリズムがあって、眠ることで体温が下がるというお話をさせていただきました。この下がった体温を上げてくれるもののひとつが、朝ごはんなのです。朝ごはんを食べることで、脳にエネルギー源であるブドウ糖が供給され、脳が目覚めます。

文部科学省が小中学校の児童・生徒で調査(※)したところ、朝ごはんを必ず食べる子どもはすべての教科で成績がもっとも優秀でした。また別の調査では、朝ごはんを毎日食べることは、睡眠を十分とることと並んで、スポーツのトレーニングに対する意欲を高めるということもわかっています。

脳にブドウ糖が少なくなると、イライラしたり、落ち着かなくなり、その結果、学習能力や運動能力を低下させてしまうからだと思います。

※文部科学省ホームページ「マナビィくんの統計コーナー」「朝食を食べることとテストの結果を比べてみよう」(平成17年度)より抜粋


子どもには「家族揃った食卓」が大切


帰りの遅いお父さん、仕事と家事の両立で忙しいお母さん、夜遅くまで塾通いをする小中学生など、今の世の中はどんどん夜型になっています。

どこの家庭でも朝の時間はあわただしく、余裕がないことが多いと思いますが、揃って朝ご飯を食べることで、家族の生活習慣が守られるといっても過言ではありません。

家族とのふれあいによって、子どもの心が安定すると同時に、規則正しい生活を送る出発点にもなるのです。


腹痛の原因の1/3は便秘


排便のリズムが崩れた状態のひとつが便秘なのですが、子どもの慢性的な腹痛の約1/3を占める原因は便秘だといわれています。食べることで腸は動きます。時間的な余裕と排便への心がけ(意気込み)で規則正しい排便の習慣ができてきます。

毎朝排便をすませて1日をスタートさせるためには、朝型の生活が大切です。

早寝・早起き・朝ごはん、もうひとつおまけに朝うんちで、集中力のある意欲的な生活ができ、それが子どもの自信と安定につながるのです。


キッコおすすめの<5月の食生活>

スポーツ選手の場合、【主食、主菜、汁物、乳製品、フルーツ】の5つの要素を3食とも満たすことがすすめられています。また、主食、主菜、汁物を合わせて食べる人に体調のよい割合が高く、不定愁訴が少ないという報告もあります。ホームクッキングには、時間をかけずに作ることができ、お子さんでも食べやすく、栄養バランスもよいおすすめの朝食レシピをご紹介しています。どうぞ参考にしてみてください。

今月の食材しりとり

かつお おかひじき きゅうり

初夏らしい味があれば、食卓の会話もはずみそうです。「初がつお」のたんぱく質や鉄分は、子どもの成長にも欠かせない栄養素。ゆでるだけ、切るだけで食べられる野菜類は、朝食にもぴったりですね。


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