World Wide Kitchin
コスタリカ共和国 コスタリカ共和国
 講  師 スーキィ セケイラさん(コスタリカ大使夫人)
 コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
 講習会実施日 2001年6月7日

第55回「世界のしょうゆクッキング」は、コスタリカ大使夫人 スーキィ・セケイラさんをお招きし、中米に位置するコスタリカの家庭料理をご紹介しました。

コスタリカでは米と豆がよく食べられ、また、中南米の多くの国々見られるとうもろこしの粉でつくった薄いクレーブ状のトルティージャも、いろいろな料理に合わせて食べられるそうです。<ガジョ・ピント>は、ブラックビーンズと炊いたご飯をたまねぎ、にんにく、ピーマンと炒め、豆の茹で汁とサルサ・リサーノというコスタリカの調味料で炒め煮したものです。ご飯に豆の茹で汁の色がほんのりついて、見た目がちょっと日本のお赤飯に似ています。しかし、コスタリカではこのガジョ・ピントを、トルティージャとサワークリームを添えて食べるとのこと。また朝食にも食べられ、その時には卵とベーコンなどが添えられるとか。

スーキィ セケイラさん
スーキィ セケイラさん
<椰子の芽のパイ>は、パルミットと呼ばれる椰子の芽を使った料理です。コスタリカでは、椰子の芽はとてもポピュラーな食材で、生や缶詰をサラダだけでなくいろいろな料理に使います。今回は缶詰の椰子の芽を使った温かいパイをご紹介いただきました。小麦粉に冷やしたバターを切り込んで混ぜ合わせボロボロにした生地、パスタ・デ・ボローニャに、卵と生クリームとチーズを合わせた卵液を加えます。ちょうど、パイ生地とフィリングの卵液を混ぜ合わせた感じのようなものを作ります。これを炒めたパルミットの上に広げて覆い、オーブンで焼きます。とてもリッチな味わいの1品です。

今回は<コスタリカの田舎風ハッシュ>をご紹介しましょう。小さなサイの目に切ったたっぷりのじゃがいもに、シアントロ(香菜)と隠し味のうすくちしょうゆの入ったミートソースが絡みあって、誰にでも好まれる味の料理です。コスタリカの料理では、あまり刺激的なスパイスや唐辛子は使われないようですね。伝統的にはこのハッシュも、トルティージャと一緒に食べられます。コスタリカの特産物には香り高いコーヒーもあり、講習会参加者の方々には、このコーヒーも味わっていただきました。

メニュー写真 ※写真メニュー:
椰子の芽のパイ(奥)
ガジョ・ピント(右前)
コスタリカの田舎風ハッシュ(左前)

レシピ コスタリカの田舎風ハッシュ (Picadillo de papas)
●材料(6-8人分)1カップ=240ml
・じゃがいも 1.35kg
・牛挽き肉 450g
・サルサ・リサーノ 小さじ1
・シラントロ 1株(粗みじん)
・セロリ 1本(粗みじん)
・ピーマン 1個(粗みじん)
・たまねぎ(中) 1個(粗みじん)
・にんにく 3片(みじん切り)
メイン
・トマト 1個(1カップの水とミキサーにかけたもの)
・オレガノ(ドライ) 小さじ1/4
・黒こしょう 小さじ1/4(ひいたもの)
・アチョーテ・ペースト 小さじ1/2(またはパプリカ小さじ1)
・キッコーマンうすくちしょうゆ 小さじ2
・ビーフブイヨンキューブ 小4個
・塩 少々

●作り方
(1) ソース鍋で、たまねぎ、にんにくを、透明になるまで炒める。
(2) ピーマン、セロリ、シラントロ、アチョーテ・ペーストの順に加え、さらに数秒炒める。
(3) 牛挽き肉を加えて、肉に火が通るまで炒める。
(4) じゃがいもを小さなサイの目に切って加え炒める。トマトのピューレー、しょうゆ、ブイヨンキューブ、黒こしょう、オレガノ、サルサ・リサーノをソース鍋に加える。
(5) ふたをして煮る。必要なら水を足し、じゃがいもが煮え、水気がなくなるるまで加熱を続ける。塩で味を調える。

*典型的なコスタリカ料理としては、生のコーントルティージャを添えて供する。


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