World Wide Kitchin
フィンランド連邦 フィンランド共和国
 講  師 サミ・ヒルヴォさん(フィンランド大使館)
 コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
 講習会実施日 2001年9月13日

第57回「世界のしょうゆクッキング」は、フィンランド大使館のサミ・ヒルヴォさんをお招きし、フィンランドの家庭料理を教えていただきました。森と湖の国、そして夏の白夜の美しいフィンランド。この講習会はじまって57回中、男性にご紹介いただいたのはヒルヴォさんで4人目です。大変手際のよい手つきで、4品をご紹介いただきました。

<しょうゆ味のマッシュルーム・クリーム入りヴォーローヴァン>は、キノコがたっぷり入ったクリームソースを、ヴォーロ―ヴァンパイ(器の形になったパイ)にいれます。フィンランドは森がたくさんあり、きのこが大変豊富に取れるそうです。クリームソースに根セロリをゆでピュレーにしたものを加え、香りととろみを加えます。クリームとしょうゆは相性がよく、しょうゆを加えると、さらに穏やかなまるい味になります。

サミ・ヒルヴォさん
サミ・ヒルヴォさん
<カレリアン・パイ、 エッグバター添え>は、ライ麦粉を使って作った生地に、お米を牛乳で煮たお粥を入れオーブンで焼いたパイです。あつあつに焼き上がったパイに、バターとゆで卵を混ぜ合わせたエッグバターを添えて食べます。小さく作ったカレリアンパイは、結婚式にも供されるそうです。形といい、材料の取り合わせといい、とても新鮮味のあるパイでした。中に入れた牛乳のお粥は、デザートとしても食べられ、温かいお粥にはシナモンと砂糖をふりかけて、冷たくしたものにはベリー類を砂糖で煮たフルーツスープをかけて、食べます。

今回は、<フィンランド風豆のスープ>をご紹介しましょう。ここではフィンランドの緑色の乾燥豆を使いましたが、日本では乾燥の緑のえんどう豆を、代わりに使ってもよいでしょう。この豆のスープはフィンランドでは、なぜか木曜日に食べられるそうです。長くゆっくり煮ることで、骨つきの肉からよいだしが出て、豆の形も少し崩れ、見た目も味わいもほっとする、まさしく家庭料理といったスープとなりました。最後に散らしたしょうゆで和えたたまねぎがよい味にアクセントをつけています。


メニュー写真 ※写真メニュー:
ヴォーローヴァン(左奥)
エッグバター(右奥)
フィンランド風豆のスープ(中央前)
カレリアン・パイ(右前)


レシピ フィンランド風豆のスープ (Pea Soup Finnish Style)
●材料(8人分)1カップ=240ml
・乾燥豆 500g
・水 2 リットル
・豚骨つき下もも 250g(骨も使う)
・塩
・たまねぎ 適量
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ  適量
メイン

●作り方
(1) 豆を一晩、室温で分量の水につけておく。
(2) (1)を火にかけ、豚の骨だけを加え、一緒に約2時間煮る。
(3) 肉を細かく切り、豆に加えてさらに2時間、すべての具が充分やわらかくなるまで煮る。
(4) 骨を取り除き、骨のまわりの肉をそぎとって、スープに戻す。
(5) スープ皿に注ぎ分け、しょうゆとあえておいたたまねぎのみじん切りを散らし、あればフィンランドのライブレッドを添えて供する。


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