World Wide Kitchin
アイルランド アイルランド
 講  師 アルマ・パワーさん(アイルランド大使館)
 コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
 講習会実施日 2001年3月16日

今回は、ヨーロッパの西端の島、古代神話や伝説など、様々な神秘的な魅力あふれる国、アイルランドの家庭料理をご紹介しました。

<えびのカクテル>は、海に囲まれた魚介類の豊富なアイルランドで、ポピュラーな料理です。ゆでたえびに、マヨネーズ、トマトケチャップ、ウスターソース、レモンジュースを合わせた、淡いオレンジ色のカクテルソースをたっぷりかけます。

このえびのカクテルに添えたのが、<ブラウンブレッド>。イーストではなく、ベーキングソーダとベーキングパウダーでつくるアイルランドの伝統的なパンです。粉はグラハム粉、小麦胚芽、ふすまを使い、茶色のどっしりとしたところは、健康的で現代人向きのパンかもしれません。

アルマ・パワーさん
アルマ・パワーさん
デザートには、<バター付きパンのプディング>。バターをたっぷりぬった食パンをパイ皿に並べ、卵と牛乳でつくったカスタード液をはり、オーブンで焼いたものです。シンプルながら、どこかなつかしいやさしい味のするデザートです。ホイップしない生クリームを添えて。

今回は<ギネス・ビーフ・シチュー>をご紹介しましょう。ギネスビールは、アイルランドの有名な黒ビール。この黒ビールの風味がいかされたシチューです。アルマさんのレシピでは、これにドライプルーンとしょうゆがプラスされ、甘酸っぱさとコクが加わった仕上がりとなりました。付け合わせには、ゆでたじゃがいもにバターをからめたものを添えました。アイルランドでは、じゃがいもをたくさん食べるそうです。

メニュー写真 ※写真メニュー:
えびのカクテル(右奥)
ブラウンブレッド(右奥)
バター付きパンのプディング(左前)
付け合わせのじゃがいも(左奥)
ギネス・ビーフ・シチュー(右前)

レシピ ギネス・ビーフ・シチュー  (Guinness Beef Stew)
●材料(6人分)1カップ≒240ml
・牛肉(シチュー用) 1kg
・ベジタブル・オイル 大さじ2
・たまねぎ 2個(繊維に沿って厚めにスライス)
・にんにく 2片(つぶしたもの)
・小麦粉 1/4カップ
・ビーフ・ストック 250ml(コンソメ・ブイヨンを溶かしたもの)
・ギネス・ビール 200ml
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 大さじ1
メイン
・にんじん(大) 2本
 (輪切り、大きいものは縦半分または四半分にしてから切る)
・月桂樹の葉 2枚
・タイム 1枝(粉の場合は小さじ1/2)
・こしょう(ひいたもの) 少々
・プルーン(種をとり半分に切ったもの) 1/2カップ(好みで)
・パセリ(飾り用)

●作り方
(1) 牛肉の脂を取り除き、3cmの角切りにする。
(2) 鍋にオイル大さじ1を熱し、タマネギをしんなりするまで炒める。
(3) にんにくを加え、さらに1分炒める。
(4) 鍋から取り出してペーパータオルに広げ、余分の水気を取る。
(5) 残りのオイルを熱し、肉を入れ、全体にこげ色がつくまで、手早く炒める。火を弱めて小麦粉をまぜ入れ、粉を肉全体にまんべんなく絡ませる。
(6) スープ・ストックを加えてとろみのあるソ−スにし、さらにギネス・ビールとしょうゆを加え、湯気が立ってくるまでかき混ぜる。
(7) たまねぎ、にんにく、にんじん、ハーブ類、こしょうを加え、全体が合わさるまでかき混ぜる。
(8) 焦げつかないよう時々かき混ぜながら、1時間30分弱火で煮る。
(9) ソースが煮詰まってとろみが出るように、ふたをせずに弱火で煮る。
(10) 煮上がる30分前に好みでプルーンを加える。甘みが加わり、ギネス特有の苦みを消す。
(11) みじん切りのパセリまたは小枝を飾り、ゆでたじゃがいもを添えて供する。

*じゃがいもは、丸ごと塩水でゆでてから皮をむき、適当な大きさに切る。好みで、ゆであがった時にバターを加え、鍋を回して全体に絡めてもよい。


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