World Wide Kitchin
マダガスカル マダガスカル共和国
講  師 ラソロ・ニリナさん
(マダガスカル共和国大使館)
コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
講習会実施日 2004年2月19日

第71回「世界のしょうゆクッキング」は、マダガスカル共和国大使館のラソロ・ニリナさんにマダガスカルの家庭料理をご紹介いただきました。マダガスカルはアフリカ大陸の南東部、インド洋に浮かぶ世界で4番目に大きい島です。自然豊なマダガスカルではスパイス類を豊富に生産し、バニラは世界輸出量第1位だそうです。
さん
ラソロ・ニリナさん
<マダガスカル風ビーフソテー>は、牛肉、トマト、玉ねぎ、にんにくというシンプルな材料ながら、味わい深い一品です。ブツ切りにした脂身が多めの牛肉を、水と一緒に柔らかくなるまで約2時間ほど煮た後、トマト、玉ねぎ、にんにく、しょうゆ、塩、こしょうを加えて、好みのとろみがつくまで炒め煮していきます。こんなにも材料と作り方はシンプルな料理ですが、野菜の自然の甘味が引き出され、しょうゆがさらに味をまろやかにしてくれています。
<トマトサラダ>は、粗みじん切りにしたトマトに、同じくみじん切りにしたあさつきをたっぷりと加え、塩、酢で味つけしたサラダです。マダガスカルでは、シブレットやあさつきのようなねぎをよく使うとのこと。日本ではこのようなねぎ類は、薬味やあしらいとされ、多量に使うことは少ないですが、このようにサラダの野菜のひとつとして使うのも新鮮ですね。トマトにあさつきのほどよい辛みがアクセントとなった、料理の付け合わせにぴったりの一品です。
<ココナッツライス>は、いろいろな料理に添えられます。日本とは違う粘り気の少ない長粒米だそうですが、マダガスカルでは日本と同じようにお米をよく食べるとのこと。今回の講習会では、日本のお米を使って作っていただきました。洗ったお米にココナッツクリームパウダーと塩と水を加えよく混ぜ合わせ、炊飯器で炊き上げました。不思議と日本のお米でもパラパラと粘り気がなくなり、ほのかなココナッツの香りのするご飯ができました。
今回は<チキンのココナッツシチュー、マダガスカル風>をご紹介しましょう。マダガスカルでは料理にココナッツがよく使われるそうです。この料理もまた、シンプルな材料、作り方でいながら、味わい深いカレー風味のシチューとなりました。これも野菜とココナツの甘味とまろやかさが引き出され、しょうゆがいろいろな味わいを取り持ってくれています。この<チキンのココナツシチュー>と<ビーフソテー>には、<ココナツライス>と<トマトサラダ>を添えてくださいね。シンプルでいて素直においしいマダガスカルの家庭料理でした。

メニュー写真 ※写真メニュー:
チキンのココナッツシチュー、マダガスカル風(前左)
マダガスカル風ビーフソテー(前右)
トマトサラダ(後左)
ココナッツライス(後右)


レシピチキンのココナッツシチュー、マダガスカル風
(Akoho Sy Voanio)

●材料(4人分)
鶏 1羽(約1.2〜1.5kg)
ココナッツクリームパウダー 2袋(120g)
トマト 3個
玉ねぎ 2個
にんにく 小1株
カレー粉 大さじ1と1/2
キッコーマン特撰丸大豆しょうゆ 大さじ2弱
オリーブオイル 適量
塩 適量
黒こしょう 少々
水 1〜2カップ
メイン
チキンのココナッツシチュー、マダガスカル風

●作り方
1) 鶏肉は骨ごと12切れにブツ切りにして、塩、こしょうをふる。
2) トマト、玉ねぎは1.5cm角に切り、にんにくは粗みじんに切る。
3) フライパンに少量のオイルを入れ、鶏肉を中火で火が通るまで炒める。
4) にんにくと玉ねぎを加える。玉ねぎがきつね色になるまでかき混ぜながら、中火でさらに炒める。
5) ココナッツクリームパウダー半量とカレー粉を加えて鶏肉にまぶしつけるように炒める。トマトも加え、中火でさっと炒める。
6) しょうゆ、水を加えてよくかき混ぜ、弱火で30分コトコト煮る。残りのココナッツクリームパウダーを加え、塩で味を調える。


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