World Wide Kitchin
フィリピン共和国 フィリピン共和国
講  師 ルース バーニエゴ・ディラオさん
(フィリピン共和国大使館)
コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
講習会実施日 2002年9月19日

第64回「世界のしょうゆクッキング」は、フィリピン共和国大使館のルース バーニエゴ・ディラオさんに、フィリピンの家庭料理を教えていただきました。

<スモークドチキンのカリカリ巣ごもり>これはピナウポン・マノック(Pinaupong Manok「すわらせた鶏」の意味)と呼ばれる料理の1つで、土鍋(フィリピンではパヤックと呼ばれる)に粗塩を敷き詰めた上に、鶏1羽をのせ蒸し焼きしたものです。しょうゆ、レモン汁、オイスターソース、ごま油を混ぜあわせたものを鶏のお腹、外側にもみ込み、お腹の中には青ねぎとレモングラスを詰めます。蒸し上がった鶏肉は適度な塩味がつき、ジューシーな仕上がり。揚げた春雨を鳥の巣のように見立て、中央に鶏をおいて盛りつけます。簡単でいながら、見栄えのするおもてなしにぴったりの料理ですね。

ルース バーニエゴ・ディラオさん
ルース バーニエゴ・ディラオ
さん
<えびとさつもいものフリッター>は、えびとさつまいもという新鮮な組み合わせ。フィリピンではおやつとしても食べられるそうです。せん切りにしたさつまいもでえびをくるむようにし、コンスターチと卵白の衣で揚げます。えびのプリプリ、さつまいものカリカリとした食感が楽しめます。酢とにんにくのみじん切りを合わせたガーリックビネガーを添えます。さつまいもの甘味とビネガーの酸味、にんにくが面白く調和します。

<ソタンホン・ギサード>は、春雨をヌードルのように使いました。春雨は鶏肉をゆでたスープに漬けて戻すのがコツ。春雨とともに鶏肉、にんじん、玉ねぎ、キャベツをたっぷり加えて煮こみ、味つけは、塩、こしょう、しょうゆでさっぱりと、最後に青ねぎを加えます。いつも脇役の春雨が豪快に食べられ、野菜たっぷりのヘルシーな一品です。

今回は<チキンのアドボ>をご紹介しましょう。アドボは酢を使ったフィリピンの煮込み料理としてよく知られています。地方によっても、また、各家庭においてもいろいろな作り方があるそうです。このアドボは、今回、一緒に料理をご紹介してくださったポノさんの家のアドボです。煮た後に、さらににんにくとともに炒めて仕上げるところが特徴。炒めることで香ばしさが増して、さらにおいしく仕上がりました。

メニュー写真 ※写真メニュー:
スモークドチキンのカリカリ巣ごもり(左奥)
えびとさつまいものフリッター(左前)
ソタンホン・ギサード(右奥)
チキンのアドボ(右前)


レシピ チキンのアドボ(Adobong Manok)
●材料(6-8人分)
鶏肉(骨付きもも、胸) 1kg
米酢 180ml
にんにく(みじん切り) 1株分
水 180ml
キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 大さじ3
ローリエ 6枚
塩 大さじ1/2

【飾り用】
トマト 適量
きゅうり 適量
メイン

●作り方
(1) 鍋に鶏肉、酢、半量のにんにく、水、しょうゆ、塩、ローリエを入れて混ぜ合わせ、1時間ねかせる。
(2) 鍋にふたをして、煮汁がまんべんなくゆきわたるよう、時々かき混ぜながら、約30分、煮汁がなくなるまで、中火で煮る。
(3) 別の鍋で残りのにんにくを炒め、煮込んだ鶏肉を加え、こんがりきつね色になるまで炒める。
(4) トマトときゅうりを添えて、アツアツを供する。


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