World Wide Kitchin
ロシア連邦 ロシア連邦
 講  師 マリヤ・ガムザさん(ロシア大使館)
 コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
 講習会実施日 2001年2月21日

今回は、ロシア大使館のマリヤ・ガムザさんにロシアの家庭料理をご紹介いただきました。ロシアは広大な国ですので、地方地方その気候風土によって、家庭料理に特徴があるそうです。マリヤさんには、3品の家庭料理をご紹介していただきました。

<チキンのプルーン煮>は、現代的な家庭料理。マリヤさんのお友達のお得意料理だそうです。鶏の胸肉とドライ・プルーンを同じ大きさに切り、しょうゆとひたひたの水で、ことことと煮込んだ料理です。付け合わせは、ゆでたじゃがいもをバターソテーしたもの。最後にみじん切りのディルをふりかけました。とても、シンプルな料理ですが、淡白な鶏肉にプルーンの甘さとしょうゆがうまくからみ合っています。
マリヤ・ガムザさん
マリヤ・ガムザさん
<スパゲティーのマッシュルーム・ソース>は、ロシアの昔ながらの家庭料理をアレンジしたもの。昔は麺を手作りして使ったそうですが、スパゲティーに代えたところが現代風です。炒めたマッシュルームに、牛乳、卵、サワークリーム、小麦粉をまぜたものを加え煮て、とろみをつけます。ゆでたスパゲティーを耐熱皿に入れ、マッシュルーム・ソースとおろしチーズをかけ、高温のオーブンで表面に焼き色をつけます。仕上げにみじん切りにした、パセリとディルをふります。スパゲティーの代わりに、じゃがいもでもおいしいそうです。ゆでたじゃがいもにバターをからめたものを使います。クリーミーでまろやかな味のソースに、きっとぴったりですね。

今回は<クリョーツカ入りチキンスープ>をご紹介しましょう。これも、伝統的な家庭料理とのこと。クリョーツカとは、小麦粉でつくったお団子、ロシア風のすいとんのことです。クリョーツカには、ここではしょうゆも加えました。チキンスープは、鶏肉を一度ゆでこぼして、よく洗って使うことがポイントです。すんだきれいなスープを取ります。クリョーツカをスプーンですくって、チキンスープに落としてゆでます。日本のすいとんのようで親しみを感じ、ホッと和む味でした。

メニュー写真 ※写真メニュー:
チキンのプルーン煮(左前)
スパゲティーのマシュルーム・ソース(右前)
クリョーツカ入りチキンスープ(奥)

レシピ クリョーツカ入りチキンスープ  (Klotsky)
●材料(8人分)1カップ≒240ml
・鶏肉(中) 1羽
・にんじん 1本
・たまねぎ 1個
・卵 1個
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 大さじ2
・塩または野菜ブイヨン・キューブ 適量
・小麦粉 1と1/2カップ
・イタリアン・パセリ、ディル 大さじ2(みじん切り)
・水 2.5〜3リットル
メイン

●作り方
(1) 鶏を8切れに切り分ける。
(2) 鍋に入れ、ひたひたの水を加えて沸騰させ、ゆでこぼす。
(3) 鶏肉を洗って鍋に戻し、 2.5〜3リットルの冷水を加えて火にかける。たまねぎとにんじんを加えて30分煮て、スープ・ストックを作る。(たまねぎは洗い、皮はむかない)
(4) 塩またはブイヨンを加える。
(5) 冷やしておいたスープ・ストック1/4カップに、しょうゆ、卵、小麦粉を混ぜ合わせ、濃厚なタネを作る。
(6) 残っているスープストックを沸騰させ、タネをティースプーンですくって落とす。1回ごとにスプーンを冷水にひたす。
(7) (6)がスープの表面に浮かんでくるまで待つ。
(8) パセリとディルのみじん切りを散らして供する。

*鶏肉は好みで食べても、食べなくてもよい。


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