World Wide Kitchin
スロヴァキア共和国 スロヴァキア共和国
 講  師 ダニエラ・レシッカさん(スロヴァキア共和国大使館)
 コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
 講習会実施日 2001年10月12日

第58回「世界のしょうゆクッキング」は、スロヴァキア共和国大使館のダニエラ・レシッカさんをお招きし、スロヴァキアの家庭料理を教えていただきました。スロヴァキアはヨーロッパの心臓部にあたり、国土の80%が山岳地帯の国です。ダニエラさんには色鮮やかな民族衣装でご登場いただき、料理だけではなく衣装でもお国の雰囲気を楽しませていただきました。スロヴァキアの人たちは、日本人のお米のようにたくさんじゃがいもを食べるそうです。ここでは2つの典型的なスロヴァキアのじゃがいも料理を教えていただきました。 ダニエラ・レシッカさん
ダニエラ・レシッカさん
<じゃがいものマッシュ>は、主に他の料理の付け合わせにするようです。つぶしたじゃがいもに、温めた牛乳、バター、塩をハンドミキサーで混ぜ込んでいくため、空気を抱え込みとてもふわふわの軽い仕上がりのマッシュポテトになりました。牛乳がたっぷり入っているので、色もとても白く仕上がり、見た目にも清楚なマッシュポテトができました。

<ポテト・ドーナッツ>は、にんにくたっぷりの甘くないじゃがいものパンケーキです。じゃがいもをチーズおろし器でおろします。1/3を粗く、2/3を細かくおろすところがポイント。そこに、薄力粉、卵、にんにく、マジョラムを加えて、フライパンで焼きます。温かいうちでも冷めてもおいしく、今回のように小さく焼いたものは、スロヴァキアではビールのおつまみとして食べるとのこと。大きく焼いて、中にチーズや肉を巻いてごちそうとしても食べられます。

今回は<スロヴァキアの鳥>をご紹介しましょう。この一風変わった料理の名前の由来は、いろいろな具を巻き込んだ肉の切り口が、鳥のお腹の中に似ているからだとか。鳥はいつもいろいろなものをついばんでいるので、お腹の中はこうであろうという、面白い発想からのネーミングです。見た目も楽しくきれいですね。しょうゆとマスタードを加えてつくったソースは、簡単でいてまろやかな味で、味も名前もおいしい料理です。もちろん、この料理には、マッシュポテトをたっぷり付け合わせていただきます。


メニュー写真 ※写真メニュー:
じゃがいものマッシュ(右奥)
ポテト・ドーナッツ(左)
スロヴァキアの鳥(右前)


レシピ スロヴァキアの鳥 (Slovensky Vtacik)
●材料(4人分)1カップ=240ml
・牛モモ肉 8枚(6mm厚さ)
・たまねぎ 500g(みじん切り)
・ウィンナ・ソーセージ 4本
・ベーコン 2〜3枚
・ゆで卵(固ゆで) 2個
・きゅうりのピクルス 2本
・ディジョン・マスタード 大さじ2
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 適量
・黒こしょう 少々
・パプリカ 適量
・水 適量
・オイル 適量
メイン

●作り方
(1) 卵ときゅうりのピクルスは縦1/4に、ウィンナ・ソーセージは縦半分に、ベーコンも他の具と同じ大きさのリボン状に切っておく。
(2) 牛肉をたたき、肉1枚につきしょうゆ大さじ1位をスプーンの背で塗る
(3) ベーコン、 卵、ピクルス、ソーセージを肉の上に並べ、巻いて楊枝でとめる。
(4) 鍋にオイルを熱し、たまねぎを、かき混ぜながら薄く色づくまで炒める。
(5) たまねぎの上に牛肉をのせ、ひたひたにかぶるくらいまで水を加え、パプリカを振りかけて、約45分、肉がやわらかくなるまで弱火で煮る。
(6) 肉がやわらかくなったら鍋から取り出す。
【ソースの作り方】
(1) マスタード大さじ2としょうゆ大さじ2、黒こしょう少々をカップに入れて混ぜ合わせ、全体が150mlになるまでまで水を加える。
(2) 牛肉を調理した鍋に入れて沸騰させ、クリーム状になるまで煮詰める。


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