World Wide Kitchin
ザンビア共和国 ザンビア共和国
講  師 シベソ シマシクさん
(ザンビア共和国大使夫人)
コーディネーター 山本道子先生(村上開新堂五代目)
講習会実施日 2003年4月4日

第66回「世界のしょうゆクッキング」は、ザンビア共和国大使夫人のシベソ シマシクさんを講師としてお迎えし、ザンビアの家庭料理をご紹介いただきました。ザンビアは、アフリカ大陸南部に位置する国で、世界的に有名なビクトリアの滝を有し、水や緑、自然の豊かな国です。大使夫人には、3品の家庭料理をご紹介いただきました。

<大豆粉の朝粥>は、大豆の粉に牛乳、卵を加えて練り上げたおかゆ状のものです。味付けは塩味か砂糖で甘くして食べます。とても栄養豊富で、離乳食としても作られるそうです。大豆の粉から作られているので、豆腐のような風味があり、私たちにも馴染みのある味わいでした。ザンビアでは、大豆の粉をいろいろな料理によく使うそうです。例えば、野菜などのフリッターに、小麦粉の代わりに大豆粉を使うというアイディアは、料理のヒントになりそうですね。

シベソ シマシクさん
シベソ シマシク
さん
<シマ>は、ザンビアの主食で、白いコーンミール(とうもろこしの粉)に水のみを加え、火にかけながら練り上げたものです。この練り上げには力とコツが入り、木杓子をご持参された大使夫人の技を見せていただきました。白いコーンミールから作られるため、出来上がった<シマ>は真っ白。ザンビアでは、毎食、料理とともに食べ、日本人のご飯のように大切なものです。

今回は<干し魚のシチュー>をご紹介しましょう。ここで使う“干し魚”は、ティラピアの仲間の淡水魚で、これを開いて焼いて天日干ししたものです。今回は特別に大使夫人にお持ちいただきました。シチューの材料と作り方はいたってシンプル。しかし、干したことで凝縮された魚の旨みが良く出て、後味にどこか日本のかつお節の旨みを感じさせるものでした。今回は、塩とともにしょうゆを加えて、より味に旨みが加わりました。この料理には、他に干した牛肉も使われるとのこと。また、味のバリエーションとして、ピーナッツペーストを加えたりもします。ピーナッツも、料理によく使われる食材のひとつです。から炒りしたピーナッツをすりつぶすか、ミキサーにかけてペースト状にしたものを、干し魚のシチューの出来上がり最後に入れます。ピーナッツの香ばしさとコクが加わり、一味違うシチューになりました。これらのシチューは、もちろん出来上がったばかりの温かい<シマ>とともに食べます。

メニュー写真 ※写真メニュー:
シマ(奥)
大豆粉の朝粥(左)
ナッツペースト入り干し魚シチュー(右)


レシピ 干し魚のシチュー(Dried Bream Fish Stew)
●材料(4〜5人分) 1カップ=240ml
干し魚(ティラピア)  1尾
サラダ油  大さじ3(必要なら足す)
塩  小さじ1(必要なら足す)
トマト  1個(湯むきし1cm角に切る)、またはトマトペースト大さじ1
玉ねぎ  1/2個(5mm角に切る)
キッコーマン特選丸大豆しょうゆ  小さじ1
メイン
干し魚のシチュー

●作り方
(1) 干し魚を熱湯に10〜15分浸してもどす。
(2) よく洗ってぬるま湯で2、3回すすぎ、尾、ヒレ、エラを取り除き、4切れ以上に切る。
(3) フライパンにサラダ油大さじ2を入れて熱し、火を弱め、魚を入れ、およそ15分、全体に焼き色がしっかりつくまで焼いてフライパンから取り出す。
(4) 魚を深めの鍋に入れ、沸騰したお湯5カップ、しょうゆ、塩、炒め残りの油と新たにサラダ油大さじ1を加え、ふたをする。45分〜1時間煮る。
(5) トマトと玉ねぎを加えてさらに煮汁が魚にかぶらなくなるまで煮つめる。必要なら塩を加えて味を調える。<シマ>を添えて、温かいうちに供する。


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