キッコーマン食文化講座

ソーラークッカーとエコクッキング/エコライフ

日程 2015年2月14日
場所 野田本社
講師 キッコーマン国際食文化研究センター 斉藤文秀
主催 キッコーマン国際食文化研究センター

第43回食文化講座“ソーラークッカーとエコライフ・エコクッキング”

環境にやさしく、地球温暖化防止にも役立つなど、再生することが可能な資源から持続可能な方法で生産される形態のエネルギー(太陽光、地熱、風力、バイオマス、小水力などの「再生可能エネルギー」)が今、注目されています。調理法は食文化を形成する要因の一つでもあり、太陽エネルギーが近未来の食文化にどのような影響をあたえるのか、大変興味のあるところです。2015年2月14日、キッコーマン国際食文化研究センターでは千葉県立清水高等学校と連携して、太陽光を利用した調理器(ソーラークッカー)をテーマに第43回食文化講座をキッコーマン野田本社で開催しました。

プログラムでは野田市教育委員会 染谷教育部長の挨拶に続き、第一部として、「ソーラークッカーについて」(環境問題に関心が高まりつつある今日におけるソーラークッカーの必要性とその種類)」足利工業大学 中條祐一教授、「ソーラークッカーを利用した調理方法」(おせち料理もできるソーラークッカーの調理例)日本ソーラークッキング協会 西川豊子氏、「江戸時代のエコライフ/エコクッキング」(高度な循環型社会だった江戸時代の庶民の暮らしから学ぶべきこと)東京家政学院大学 江原絢子名誉教授による講演。第二部では、2014年12月に開催されたイオン1%クラブ主催の「第3回エコワングランプリ」の普及・啓発部門で首都圏ブロックの代表に選ばれた清水高等学校生徒によるプレゼンテーション。続いて、「今から40年後におけるソーラークッカーの姿と食生活」をテーマに、中條教授と清水高等学校生徒による活発な自由討論が行われました。当センターでは、昨年7月に流山市、千葉県立流山高等学校と連携して「和食とみりん」をテーマにした食文化講座を開催しましたが、今後とも教育機関とのコラボを通して、若い世代がいろいろな角度から食文化を学ぶ機会を得られるよう努めていきます。