トップ > 館内展示 > 館内展示 > 韓国の発酵食品

 

過去の展示

韓国の発酵食品

韓国の発酵食品韓国の発酵食品
趣旨
最近の日本では、さまざまな場所で韓国の食に出会うことができます。
日本と韓国は地理的にも近い国であり、同じ東アジアの文化圏にありながら、食生活の面ではいろいろな違いが見られます。
韓国料理は昔から身体を健やかに保つための料理「薬食同源」の思想が培われてきました。
韓国の発酵食品を代表する「キムチ」は、長い年月をかけて完成された野菜貯蔵食品です。
冬の厳しい寒さが3、4か月も続く韓国では新鮮な野菜が不足し、それを補うために「キムチ」を漬けて食べるようになりました。
「キムチ」は韓国の家庭の常備食品で、造り方も家庭ごとにいろいろな工夫がなされ、母から子に伝承されている韓国食文化を代表するものといえます。
キッコーマン国際食文化研究センターの2002年度のテーマは、発酵調味料を核とした東アジアの「食」と「食文化」です。
本年度第一回の「食文化セミナー」は「韓国の発酵食品」をテーマに、崔智恩(チェ・チウン)先生の講演会を開催しました。
今回の展示は講演内容の概要をまとめたもので、韓国の風土と歴史が生んだ発酵食品を理解し、食を通じて日韓の文化交流の一助となれば幸いです。
崔智恩 チェ・チウン プロフィール
  崔智恩 チェ・チウン
  韓国料理家。韓国文化コーディネーター。
主に韓国と日本で活躍中。
大学生のときに宮廷料理に興味を持ち、「朝鮮王朝宮中料理研究院」に入院、
韓国の無形文化財、黄慧性氏の下で5年間助手を務める。
現在は、日本の雑誌、テレビ番組で韓国の料理や文化を紹介している。
著書に「韓国のおいしい食卓」(PARCO出版)、
「韓国オモニの食卓」(PARCO出版)などがある。
趣旨