「ラ・ヴィ・ドゥ・サンテ」
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しょうゆさし
しょうゆのおいしい話

第1回「しょうゆさし」〜理想のしょうゆさしとは〜
しょうゆを注いだときにもれなくて、注ぎやすい。しかも、いつもテーブルの上にあるものだから、デザイン的な美しさにもこだわりたい。そんな理想のしょうゆさしを見つけるのは至難の技。「料理大好き!」という3人の方に「しょうゆさし」について語っていただきました。とても身近な道具だけれど、しょうゆさしは奥が深いのです。

しょうゆさし
液だれが気になる!
しょうゆさしを選ぶときに気になるのが、液だれ。しょうゆを注いだ後に液がつたって、容器が汚れてしまう経験は、誰しもあるのでは? 最近、スーパーなどで見かけるアイデア商品は注ぎ口が真上を向いたS字型。「絶対にもれない!」と豪語するだけあって、なんとも奇妙な注ぎ口。試しに買ってみたい気もしたけど、デザイン的には食卓に置きたいとは思わない。ボトルの部分がプラスティック製というのもちょっと…。また、キッチンから食卓までの距離があって、しょうゆさしをお盆に乗せて運ぶ機会の多い家庭では、絶対、底にゴムが付いているものがおすすめ。うちのように子どもがいる家庭でもゴム付きは欠かせないよね。
(デザイナー 38歳/3歳児の父。趣味は料理で、調理道具にもかなりのこだわりをもっている)

しょうゆさし
デザインにもこだわりたい!
以前、使っていたものはガラス製。コロンとしたフォルムと緑がかったガラスの色が気に入って購入したのですが、いざ使ってみてがっかり。実際にしょうゆを入れてみるとガラスの色はにごって見えるし、注ぐたびにもれたしょうゆがボディをつたってたれてくるし……。1人暮しの私の場合、しょうゆさしが活躍するのは、もっぱら友人を食事に招くとき。普段は小型ボトルから直接しょうゆを注いでいても、友人の前ではそうもいかない。だからこそ、しょうゆさしも食器と同じくらいデザインにこだわりたい。そうはいってもなかなか好みのデザインのものってないよな〜と思っていたときに、見つけたのがベトナム製の陶器のしょうゆさし。鳥(だと思う…)をかたどったかわいいデザインに一目惚れ! テーブルの上に置いておくだけで楽しい気分に。友人との会話のタネにもなりそうです。
(会社員 30歳/自炊生活5年目の女性。休日、自宅に友人を呼んでの食事が楽しみ)

しょうゆさし
しょうゆのキレがポイント!
我が家では、調理用とテーブル用にしょうゆさしを使い分けている。調理のときに使うものは、ボディが塩ビ製で握るとしょうゆが飛び出る仕組み。鍋肌にしょうゆをまわすときには、これが便利。テーブル用には陶器のしょうゆさしを愛用。注ぎ口が細長く伸びていることと、注ぎ口の先端が下を向いていることがポイント。このタイプのデザインなら、しょうゆを注ぐときのキレがよく、液ダレすることがないので、気持ちよく使える。
(編集者 33歳/料理本などの編集も手がける。結婚生活3年目の女性)

キッコーマン卓上びんの秘密
しょうゆさし
首が細く、底に丸く広がっているガラスびん。世界各国のレストラン、ご家庭で親しまれているこのフォルムが誕生したのは1961年のことでした。デザインを担当したのは、GKインダストリアルデザイン研究所の社長、栄久庵憲司さんらのグループ。栄久庵さんは現在、日本の工業デザイナーの第一人者として世界的に知られる存在で、「成田エクスプレス」のデザインも手がけています。
商品開発当時、最大の難題は「液だれ」でした。注ぐために傾け、それを元に戻すと注ぎ口からもれてしまう。そのため、しょうゆさしには必ず受け皿が添えられているものが多かったのです。100以上の試作と思考錯誤を繰り返した末に、とうとう誕生したのが現在の液だれしない形です。人間工学に基づきながら、握りやすさ・安定感などの機能性も追求し、さらには親しみやすく美しいデザイン。1993年には通商産業省の「グッド・デザインマーク商品」に選定されました。発売当初から改良の余地のない完璧なデザインがロングセラーという結果を生み出しているようです。
もれない 注ぎ口 もれない 注ぎ口

注ぎ口はやかんのように上を向くのが当たり前という先入観を払拭して生まれた、絶対に液だれしない口径・角度。
しょうゆを美しく見せる 透明ガラス しょうゆを美しく見せる
透明ガラス


ボディは美しいしょうゆの色を美しく見せるために透明。残量も一目でわかる。
もちやすい びんの首 持ちやすい びんの首

親指から中指まででびんの首が持てることが握りやすさの条件。
詰め替えしやすいガラスびんの口 詰め替えしやすい
ガラスびんの口


しょうゆのペットボトルの口より広いので、詰め替えがラクにできる。
用途に応じた150ml容量 用途に応じた
150ml容量


詰め替え頻度から勘案した最適容量。
安定性のあるボディ 安定性のある ボディ

重みのあるガラスを使用。安定性のある背丈、胴まわりのバランスは絶妙。