マンズワイン小辞典
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葡萄の品種について 赤 白 ワインができるまで ワインの種類 ワインの産地(フランス編) 専門用語集
トピックス   あ か さ た な は ま や ら わ
トピックス
ワインの産地・フランス
フランスは毎年イタリアと世界のワイン生産量のトップを争っています。したがって、生産量は両国が断然他の国々を引き離して多く、ほぼ拮抗しています。しかしフランスで生産されるワインの多様さと、それぞれのカテゴリーにおいて、世界のワイン愛好家が憧れ、ワイン生産者が目標にするような最高品質のワインがつくられているという意味では、世界一のワイン生産国ということができるでしょう。国際ワイン事務局(O.I.V.)資料によれば、2000年のフランスの葡萄栽培面積は91万ha、ワイン生産量は575万klでした。
フランスのワインの産地
フランスのA.O.C.
フランスのワイン産地の解説の中に、A.O.C.という言葉が繰り返し出てきます。これは、アペラシオン・ドリジン・コントローレ(Appellation d'Origine Controlee)・原産地統制名称ワインの略で「O」の部分に地名や村の名前などが入ります。A.O.C.ワインは、産地が規定されているとともに、産地ごとに栽培地域、葡萄品種、植付け密度、反収、最低糖度などにも制限があり、分析やテイスティングによって品質も確認されてます。消費者にとっては、A.O.C.表示を持ったワインは、価格や生産者の知名度に関係なく、一定の品質幅に入ったワインである、という保証になり、安心して購入することがます一方、生産者にとっては、一部の劣悪品や不正によって、産地の名声が損なわれたりすることなく、同じルールのもとで競争できるというメリットがあります。
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あ行
アルザス/Alsace ドイツと隣接するフランス北東部にあります。葡萄はストラスブール(Strasbourg)からコルマール(Colmar)を経てミュールーズ(Mulhouse)にいたるライン河(Rhein)に面した、 ヴォージュ山脈(Vosge)の東傾斜で栽培されています。文化的にドイツの影響が強く、ここで生産されるワインのほとんどは白ワインです。 品種もドイツのものが多く、A.O.C.ワインとしては珍しく品種名の表示が一般化しています。

主要品種
ピノ・ノワール(Pinot noir)
リースリング(Riesling)、ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)、ピノ・グリ(Pinot gris)、ミュスカ(Muscat)、ピノ・ブラン(Pinot blanc)、 シルヴァネール(Sylvaner)、シャスラ(Chasselas)

主なA.O.C.
アルザス(ほとんど白)Alsace
アルザス・グラン・クリュ(白)Alsace Grand Cru
ヴァル・ドゥ・ロワール(ロワール河流域)Val de Loire フランスの中央部から大西洋まで、約1,000kmを流れるロワール河流域(Loire)のワイン産地を総称して、このように呼びます。全体は非常に広い地域であり、 つくられるワインの特徴も異なるため、ふつう下流から順にナント地方(Pays Nantais)、アンジュー・ソーミュール地区(Anjou-Saumur)、 トゥーレーヌ地区(Touraine)、中央フランス(Centre)の4つに大別されます。

<ペイ・ナンテ(Pays Nantais)>
河口のナント(Nante)を中心に広がる軽快な辛口白ワインの産地。

主要品種
ミュスカデ(Muscadet)

主なA.O.C.
ミュスカデ・ドゥ・セーヴル・エ・メーヌ(白・辛口)Muscadet de Sevre et Maine


<アンジェ(Anjou-Saumur)及びトゥール(Touraine)>
中流域のアンジェ(Angers)からトゥール(Tour)にかけての地域。貴腐ワインやロゼワイン、スパークリングワインからミディアムボディの赤ワインまで、 非常に多様なワインがつくられていて、それぞれに高い評価を得ている。

主要品種
カベルネ・フラン(Cabernet Franc)またはブルトン(Breton)、ガメイ(Gamay)、ピノ・ノワール(Pinot noir)、グロロー(Grolleau)、ピノー・ドーニス(Pineau d'Aunis)
シュナン・ブラン(Chenin blanc)またはピノー・ドゥ・ラ・ロワール(Pineau de la Loire)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc)、シャルドネ(Chardonnay)

主なA.O.C.
コトー・デュ・レイヨン(貴腐)Coteaux du Layon
ボンヌゾー(貴腐)Bonnezeaux
クォール・ドゥ・ショーム(貴腐)Quarts-de-Chaume
サヴニエール(白・辛口)Saveniere
クーレ・ドゥ・セラン(白・辛口)Coulee-de-Serrant
ロッシュ・オウ・モワン(白・辛口)Roche-aux-Moines
アンジュー(赤、白)Anjou
ソーミュール(赤、白、スパークリングワイン)Saumur
ロゼ・ダンジュー(ロゼ・甘口)Rose d'Anjou
トゥーレイヌ(赤、白、ロゼ)Touraine
ブルグイユ(赤、ロゼ)Bourgueil
シノン(主に赤)Chinon
ヴーヴレイ(白、貴腐、スパークリングワイン)Vouvray


<中央フランス(Centre)>
ロワール河(Loire)もだいぶ上流に上ったこの辺りは、現在ではソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc)を原料にした辛口の白ワイン産地として高い人気をもっています。

主要品種
ピノ・ノワール(Pinot noir)
ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc)

主なA.O.C.
サンセール(赤、白、ロゼ)Sancerre
プイィ・フュメ(白)Puilly-Fume
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か行
コート・デュ・ローヌ/Cotes du Rhone フェニキアやギリシャ、ローマによってガリア、現在のフランスにもたらされた葡萄栽培とワインづくりはこの産地を通ってヨーロッパ大陸の北へ広がりました。 リヨン(Lyon)の南から始まり、アヴィニヨン(Avignon)まで約200kmのローヌ河流域(Rhone)に広がるこの産地は、少量の高級ワインを生産する北部と大量のワインを生産している 南部に分かれています。前者は上流の川沿いの急傾斜地に栽培地があり、後者の栽培地は下流の比較的平坦な土地に広がっています。 全体のA.O.C.ワインの生産量ではボルドー(Bordeaux)に次いで2位となっています。

主要品種
シラー(Syrah)、グルナッシュ(Grenache)、ムールヴェードル(Mourvedre)、サンソー(Cinsault)
ヴィオニエ(Viognier)、ルーサンヌ(Roussanne)、マルサンヌ(Marsanne)、クレレット(Clairette)、ユニ・ブラン(Ugni blanc)

主なA.O.C.
コート・デュ・ローヌ(赤、白、ロゼ)Cotes-du-Rhone
コート・ロティ(赤)Cote Rotie
コンドリュー(白)Condrieu
シャトー・グリエ(白)Chateau Grillet
エルミタージュ(赤、白)Hermitage
タヴェル(ロゼ)Tavel
シャトーヌフ・デュ・パプ(ほとんど赤)Chateauneuf-du-Pape
コルシカ島(コルス)/Corce これまでテーブルワインの主要産地でしたが、1980年以降、A.O.C.を中心とする高級ワインにも力を入れ始めています。 赤が主体で、葡萄の栽培地域は海岸沿いに島をぐるりと囲んでいます。東海岸が主産地です。

主要品種
ニエリュチオ(Nielluccio)、シアカレロ(Sciacarello)、グルナッシュ(Grenache)、カリニャン(Carignan)、サンソー(Cinsault)
ヴェルメンティーノ(Vermentino)、ロル(Rolle)、ユニ・ブラン(Ugni blanc)

主なA.O.C.
パトリモニオ(赤、白、ロゼ)Patrimonio
ヴァン・ドゥ・コルス(赤、白、ロゼ)Vins de Corce
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さ行
サヴォワ/Savoie ジュラ(Jura)同様、スイスとの国境に隣接した産地です。 レマン湖(Leman)の南に広がるこの産地は、軽いタイプの白ワインが主体につくられていますが、生産量も少なく、生産地の外で消費されることはまれです。

主要品種
モンデューズ(Mondeuse)、ガメイ(Gamay)
シャルドネ(Chardonnay)、ルーセット(Roussette)またはアルテス(Altes)、ジャケール(Jacquere)、シャスラ(Chasselas)

主なA.O.C.
ヴァン・デュ・サヴォワ(赤、白、ロゼ)Vin de Savoie
南西地方(シュドウエスト)/Sud-Ouest 主にボルドー(Bordeaux)の後背地とルースィヨン(Roussillon)間の産地群で、ひとつのグループにまとめられていますが、 それぞれ特徴が異なっているので独自の産地、または産地群の集合と考えたほうがよいでしょう。単独で大きな産地がないため、 有名なものはあまりありませんが、その分リーズナブルな価格のワインが多く、愛好家には「発見」の楽しみを与えてくれる地方です。
これらの産地群はガロンヌ河水系(Garonne)のものと、ピレネー地方(Pyrenees)のものに大別できます。

<ガロンヌ河水系(Garonne)のA.O.C.郡>
ガロンヌ河流域(Garonne)
ビュゼ(赤、白、ロゼ)Buzet、コート・ドゥ・デュラス(赤、白、ロゼ)Cotes de Duras

主要品種
いずれも歴史的にボルドーワインとして扱われてきた地区で、品種も同様


ガロンヌ河上流(Haut Pays)
カオール(シーザーの時代から有名な産地、重いタイプの赤)Cahorガイヤック(各地方の影響が重なっているために品種も多様、赤、白)Gaillac

主要品種
マルベック(Malbec)、タナ(Tannat)、メルロー(Merlot) (以上カオールCahor) デュラス(Duras)、フェール・セルヴァドゥー(Fer servadou)、カベルネ(Cabernet)、メルロー(Merlot)、シラー(Syrah)、ガメイ(Gamay)、ネグレット(Negrette)など(以上ガイヤック)
レン・ドゥ・レル(Len de l'el)、モーザック(Mauzac)、セミヨン(Semillon)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc) (以上ガイヤック)


ドルドーニュ河上流(Dordogne)
ベルジュラック(赤、白)Bergerac、ペシャルマン(赤)Pecharmant、モンバズィヤック(貴腐)Monbazillac

主要品種
歴史的にボルドー(Bordeaux)ワインとして扱われてきた地区で品種も同様。


<ピレネー地方(Pyrenees)のA.O.C.郡>
ジュランソン(白・甘口)Jurancon、マディラン(タンニンが強く重厚な赤)Madiran

主要品種
タナ(Tannat)が主体 (以上、マディラン)
グロ・マンサン(Gros manseng)、プティ・マンサン(Petit manseng)、クールビュ(Courbu) (以上、ジュランソン)
ジュラ/Jura スイスとの国境に近いフランス東部、ジュラ山脈(Jura)のふもとにあります。産地としては小さいですが、特殊なワイン、ヴァン・ジョーン(Vin Jaune)と ヴァン・ドゥ・パイユ(Vin de Paille)、そして微生物学の祖であるパストゥール(Pasteur)が19世紀にワインの研究をした地として有名です。
ヴァン・ジョーン(黄ワイン)Vin Jauneは、産膜酵母を利用したシェリーのような香気を持つ辛口のワインです。ヴァン・ドゥ・パイユ(藁ワイン)Vin de Pailleは、 収穫した葡萄を、麦わらの上で乾燥させて糖分を高めた葡萄からつくる甘口ワインです。

主要品種
ピノ・ノワール(Pinot noir)、プールサール(Poulsard)、トゥルーソー(Trousseau)
シャルドネ(Chardonnay)、サヴァニャン(Savagnin)、ピノ・ブラン(Pinot blanc)

主なA.O.C.
コート・デュ・ジュラ(赤、白、ロゼとヴァン・ジョーン、ヴァン・ドゥ・パイユ)Cotes du Jura
アルヴォワ(赤、白、ロゼとヴァン・ジョーン、ヴァン・ドゥ・パイユ)Arbois
レトワル(白とヴァン・ジョーン)l'Etoile
シャトー・シャロン(ヴァン・ジョーンのみ)Chateau-Chalon
シャンパーニュ/Champagne スパークリングワインとして世界最高の品質を誇り、その代名詞ともなっているシャンパン(Champagne)は、 フランス北東部、シャンパーニュ地方(Champagne)で、特定の品種、特定の方法で作られたもののみが使用できる名称です。 シャンパーニュ(Champagne)はA.O.C.名ですが、例外的にAppellation Controleeの文字はラベル上に表示されません。 まれに非発泡性のワインもあり、この場合は別のA.O.C.(コトー・シャンプノワCoteaux champenois)となります。 ランス(Reims)とエペルネー(Epernay)を中心都市として、以下の主要産地があります。

ランス山地(Montagne de Reims)
マルヌ河谷(Valee de la Marne)
白の丘(Cote des Blancs)

主要品種
ピノ・ノワール(Pinot noir)、ピノ・ムーニエ(Pinot meunier)
シャルドネ(Chardonnay)
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は行
ブルゴーニュ/Bourgogne ボルドー(Bordeaux)に比べると生産量の面では半分にも満たない産地ですが、つくられるワインの名声では一歩も引けをとりません。
マスタードで有名なディジョン(Dijon)とフランス第二の都市リヨン(Lyon)の間に位置する産地で、 ディジョン(Dijon)の北西にあるシャブリ(Chablis)もブルゴーニュ(Bourgogne)に入れて考えます。大きくは以下の産地に分けられます。


<シャブリ(Chablis)>
ブルゴーニュ(Bourgogne)でもっとも北に位置する産地
シャルドネ(Chardonnay)からつくられる清冽な辛口白ワインで有名


<コート・ドール(Cote d'Or)>
ブルゴーニュ(Bourgogne)の名声を担う銘醸ワインが集中する産地。 ディジョン(Dijon)からボーヌ(Beaune)の南まで東向きの斜面の中腹にロマネ・コンティ(Romanee Conti)、モンラッシェ(Montrachet)をはじめとした畑が連なる。
ピノ・ノワール(Pinot noir)の赤とシャルドネ(Chardonnay)の白のいずれも最高の品質と価格のワインがつくられている。 北のコート・ドゥ・ニュイ(Cote de Nuits)と南のコート・ドゥ・ボーヌ(Cote de Beaune)に分かれる。


<コート・シャロネーズ(Cote Chalonnaise)>
コート・ドール(Cote d'Or)の南に続く産地で、ワインもこれに近いものがみられる。


<マコネ(Maconnais)>
シャルドネ(Chardonnay)を用いた辛口白ワインの産地として有名。特に南のものの評価が高い。赤はガメイ(Gamay)を用いた軽いタイプ。


<ボージョレ(Beaujolais)>
ガメイ(Gamay)を用いた軽いタイプの赤ワイン産地。ブルゴーニュ(Bourgogne)ワインのほぼ半分はここでつくられている。 北部の丘陵地には高品質のクリュ・ボージョレ(Cru Beaujolais)を生み出す10ヶ村がある。毎年11月第3木曜日に販売が解禁される新酒も有名。
A.O.C.には、生産量が極端に少なくて価格が高く幻のワインとして有名なものと、生産量が多く手ごろな価格でよく出回っているものの、両方が含まれています。 もちろん両者の中間的なものや、後者より安い価格のものも多数あります。

主要品種
ピノ・ノワール(Pinot noir)、ガメイ(Gamay) ボージョレ、マコンのみ、それ以外でガメイ(Gamay)を使用した場合、A.O.C.名は変更
シャルドネ(Chardonnay)、アリゴテ(Aligote) ブルゴーニュ・アリゴテ(Bourgogne Aligote)のA.O.C.のみ

主なA.O.C.
シャンベルタン(赤)Chambertin
シャンベルタン・クロ・ドゥ・ベーズ(赤)Chambertin Clos de Beze
クロ・サン・ドゥニ(赤)Clos-Saint-Denis
クロ・ドゥ・ラ・ロシュ(赤)Clos-de-la-Roche
クロ・ドゥ・タール(赤)Clos-de-Tart
ミュズィニー(赤)Musigny
クロ・ドゥ・ヴージョ(赤)Clos-de-Vougeot
ロマネ・コンティ(赤)Romanee-Conti
リッシュブール(赤)Richebourg
ラ・ターシュ(赤)La Tache
ロマネ・サン・ヴィヴァン(赤)Romanee-Saint-Vivant
エシェゾー(赤)Echezeaux
コルトン・シャルルマーニュ(白)Corton Charlemagne
モンラッシェ(白)Montrachet
シャブリ・グラン・クリュ(白)Chablis Grand Cru
ムルソー(ほとんど白)Meursault
(以上、もっとも高価なもの)

ボージョレ(ほとんど赤)Beaujolais
マコン(赤、白)Macon
シャブリ(白のみ)Chablis
(以上、リーズナブルな価格のもの)
プロヴァンス/Provence 風光明媚な地中海沿岸とそこに隣接する内陸部にある産地で、ロゼがもっとも有名です。地元でしか手に入らない、小さなA.O.C.にも優れたものがあります。

主要品種
ガルナッチャ(Grenache)、カリニャン(Carignan)、サンソー(Cinsault)
クレレット(Clairette)、ユニ・ブラン(Ugni blanc)

主なA.O.C.
コート・ドゥ・プロヴァンス(赤、白、ロゼ)Cotes-de-Provence
コトー・デックス・アン・プロヴァンス(赤、白、ロゼ)Coteaux d'Aix-en-Provence
ボルドー/Bordeaux フランスで、そして世界でもっとも有名なワイン産地のひとつです。フランス南西部、ジロンド河(Gironde)とドルドーニュ河(Dordogne)の流域に広がる葡萄畑は、 A.O.C.ワインの産地としてはフランスで最大の面積を誇り、つくられる高品質ワインは、その種類の豊富さでもほかの産地を引き離しています。 カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet sauvignon)やメルロー(Merlot)を主体にした赤ワインと、セミヨン(Semillon)を主体にした貴腐の甘口ワインが昔から有名でしたが、 最近は、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc)の特徴を生かした辛口白ワインでも注目を集めています。
ボルドー(Bordeaux)の有名銘柄は、たいていシャトー(Chateau)何々という名称が付いています。 もともと「館」という意味ですが、ボルドー(Bordeaux)でワインに用いられる場合、葡萄畑、醸造所を含む「ワイナリー」を意味します。
ワインの格付けはつくられるワインの歴史的な評価によって、ボルドー内の産地ごとにおこなわれており、 一番古いものは1855年のパリ万博時にメドック(Medoc)とソーテルヌ(Sauternes)のワインを対象におこなわれました。 これら格付けシャトーはグラン・クリュ・クラッセ(Grand Cru Classe)と呼ばれ、ボルドーワインの名声を担っています。 もっとも有名なワインがつくられているのは、ジロンド河(Gironde)、ドルドーニュ河周辺(Dordogne)の以下5地区です。


<ジロンド河左岸周辺(Gironde)>
メドック地区(Medoc) カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にした赤ワイン
グラーブ地区北部(Graves) メドックと同様の赤ワイン、および辛口の白ワイン
ソーテルヌ(Sauternes)・バルザック(Barsac)地区(貴腐ワイン)


<ドルドーニュ河右岸周辺(Dordogne)>
サン・テミリオン地区(Saint-Emilion)
ポムロール地区(Pomerol) メルロー、カベルネ・フランを主体にした赤ワイン

主要品種
カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet sauvignon)、メルロー(Merlot)、カベルネ・フラン(Cabernet Franc)、プティ・ヴェルド(Petit Verdot)
セミヨン(Semillon)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc)、ミュスカデル(Muscadelle)

主なA.O.C.
ボルドー(赤、白、ロゼ)Bordeaux
アントゥル・ドゥー・メール(白)Entre-Deux-Mers
メドック(赤)Medoc
グラーブ(赤、白)Graves
マルゴー(メドック内の村名A.O.C.、赤)Margaux
サン・ジュリアン(メドック内の村名A.O.C.、赤)Saint-Julien
ポーイヤック(メドック内
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ら行
ランギュドック・ルースィヨン/Languedoc Roussillon スペイン国境からローヌ河(Rhone)右岸までの地中海沿岸に広がる、世界でもっとも大きなワイン産地です。19世紀以降に発展した産地で、 フランスのワインのほぼ半分、日常消費ワインのほとんどがここでつくられています。最近は高品質のワインも生産されるようになり、 また人気の高い品種を用いた「品種名ワイン」がヴァン・ドゥ・ペイ(Vins de Pays)として世界中に輸出されるなど、 「生産量は多いが価格も品質も低い」というイメージから脱却しています。
赤ワインの生産量が圧倒的に多いですが、加えて天然甘口ワインの宝庫でもあります。 A.O.C.ワインの生産量としてはボルドー(Bordeaux)、コート・デュ・ローヌ(Cotes du Rhone)についで第3位です。

主要品種
グルナッシュ(Grenache)、シラー(Syrah)、ムールヴェードル(Mourvedre)、サンソー(Cinsault)、カリニャン(Carignan)
グルナッシュ・ブラン(Grenache blanc)、ピックプール(Picpoule)、クレレット(Clairette)、ルーサンヌ(Roussanne)、ロル(Rolle)、マスカット(Muscat)

主なA.O.C.
コトー・デュ・ランギュドック(赤、白、ロゼ)Coteaux du Languedoc
コート・デュ・ルースィヨン(赤、白、ロゼ)Cotes du Roussillon
コルビエール(赤、白、ロゼ)Corbieres
フィトゥー(赤)Fitou
サンシニヤン(赤)Saint-Chinian
フォウジェール(赤)Faugere
ブランケット・ドゥ・リムー(スパークリングワイン)Blanquette de Limoux
バニュルス(天然甘口ワイン)Banyuls
フロンティニヤン(天然甘口ワイン)Frontignan
リヴザルト(天然甘口ワイン)Rivesaltes

*ヴァン・ドゥ・ペイ(Vins de Pays)として最大の生産量を誇るヴァン・ドゥ・ペイ・ドック(Vins de Pays d'Oc)を はじめ多くのヴァン・ドゥ・ペイ(Vins de Pays)が生産されている。
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