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キッコーマンは、東京薬科大学の協力を得て、
「大豆イソフラボンアグリコン」と「ハナビラタケ」の
併用による免疫増強作用を初めて実証!

2004年2月 News Release No.04011

 キッコーマン株式会社は、東京薬科大学免疫学教室大野教授のグループの協力を得て、株式会社ミナヘルス(埼玉県・妻沼町)と共同で、大豆イソフラボンアグリコン(注1)とハナビラタケ(注2)の併用による免疫増強作用を初めて実証しました。今回の実験データは、今春開催される薬学系学会で発表する予定です。

 実験は、キッコーマン社製大豆イソフラボンアグリコン(商品名:ソイアクト)と、株式会社ミナヘルスが生産する大量の抗癌物質(βグルカン(注3))を含む食用キノコ「ハナビラタケ」の抽出物をマウスに投与することで行われました。実験を行った東京薬科大学免疫学教室の報告によると、大豆イソフラボンアグリコンをマウスに1日2回、3日間連続で経口投与することで免疫増強作用があることが示され、この効果はハナビラタケから抽出したβグルカンとの併用によって更に高まりました。また、大豆イソフラボンアグリコンはハナビラタケβグルカンとの併用により顕著なサイトカイン(注4)(免疫情報伝達物質)産生を示したことから、今後両社は共同で、免疫増強を期待できる健康食品の開発を検討していく予定です。

 キッコーマン株式会社は、従来から機能性食品の素材として大豆イソフラボンアグリコン(商品名:ソイアクト)を製造・販売するとともに、更年期障害や骨代謝、コレステロール、体脂肪の改善、および骨粗鬆症や動脈硬化症、血栓などの予防効果について研究してきましたが、今回初めて体内の免疫応答に対する大豆イソフラボンアグリコン(特にゲニステイン(注5))の効果を立証しました。
 一方、大量の抗癌物質を含む「免疫キノコ」としてハナビラタケの量産化に成功している株式会社ミナヘルスは、これまで日本薬学会、日本癌学会をはじめ各種学会で、ハナビラタケの主成分であるβ(1-3)グルカンの作用である免疫増強作用や抗癌作用についての基礎実験を含め、臨床試験の発表をしてきました。またすでに粒状の健康食品やハナビラタケ入りのリキュール酒も販売していますが、さらに昨年12月、「生理機能活性を有するハナビラタケの菌床作製方法」の特許を取得しています。


<用語説明>

(注1) 大豆イソフラボンアグリコン
大豆や納豆、豆腐に含まれる食品成分「大豆イソフラボン」の高吸収型で、醸造技術を利用して体内吸収性を高めたものです。醤油や味噌に多く含まれています。

(注2) ハナビラタケ
北海道から関東地方にかけて自生するキノコ。登山愛好家でも滅多に見かけない「幻のキノコ」で、中国大陸や韓国、台湾では見つかっておらず、アメリカでも1例しか報告がありません。その形状から「カリフラワーマッシュルーム」とも呼ばれ、アガリクスやマイタケに比べ、βグルカン含有率が高いキノコです。
(出典):宿前利郎、βグルカンの魅力(東洋医学舎)

(注3) βグルカン
植物などに含まれる食物繊維の一種です。ハナビラタケや椎茸、アガリクスなどのキノコに多く含まれています。免疫を活性化する作用が知られており、抗癌作用やアレルギー改善などの効果が期待されています。椎茸βグルカンは「レンチナン」として抗癌剤に利用されてきました。
(出典):宿前利郎、βグルカンの魅力(東洋医学舎)

(注4) サイトカイン
白血球などの免疫細胞が作り出す(産生する)物質で、ウイルスや細菌、癌などから体を守る働き(免疫反応)をコントロールしています。免疫反応の情報伝達物質(メッセンジャー)とも呼ばれています。
(出典):2002‐2003改訂新版 健康・栄養食品辞典(東洋医学舎)

(注5) ゲニステイン
大豆イソフラボンアグリコンには、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインの3種類があります。ゲニステインはこれら3種類の中で、骨粗鬆症や癌などの予防効果が最も強いと言われています。
(出典):大豆イソフラボンの効用(NEW FOOD INDUSTRY,41,7,1-6,1999)



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