| キッコーマン株式会社は、当社の販売する微生物汚染度測定器「ルミテスター」用の清浄度を簡単に測定できる検査試薬キット、「ルシパック」を、3月下旬より新発売します。 当社は、従来から微生物汚染度測定器「ルミテスター」及び測定のための検査試薬を販売してまいりました。
また、一昨年のO-157問題をきっかけに、食品製造現場の衛生管理は、ますます重要度を増し、国内でも、PL法や、HACCP対応の先進国である欧米並の水準が求められるようになってまいりました。
しかし、従来の検査方法は、わずらわしいピペット操作を必要とし、「誰でも」「何処でも」「簡単」に、且つ「正確に」検査できる方法が求められておりました。
そこで、この度、このピペット操作が不要なキット「ルシパック」を開発、新発売いたします。「ルシパック」は、ふきとり検査に必要なスワブ(綿棒)、抽出試薬、発光試薬、測定チューブの全てを、直径1.2cm、長さ19cmのスティックに収め、ピペット操作を必要としない、一体型の検査試薬です。
操作は簡単。ルシパック本体から取り出したスワブで検査対象をふきとり、本体に戻したスワブをワンプッシュするだけ。あとは測定チューブをルミテスターにセットすれば、10秒で検査結果が得られます。超小型の測定器「ルミテスターC100」を使用すれば、作業台も不要。立ったままで検査が完了いたします。
また、「ルシパック」の発売に合わせ、「ルミテスターC100」の値下げを実施。これらを組み合わせれば、より簡単に、より安価に検査ができるようになりました。
参考
食品製造現場の衛生管理先進国である欧米では、ATP(アデノシン三リン酸)を指標とした衛生管理が普及しつつあります。
この方法には大量のルシフェラーゼが必要となります。
従来ルシフェラーゼは、ホタルの尾部より直接抽出していたため、1gのルシフェラーゼを製造するためには、約10万匹のホタルが必要で、極めて高価な上、品質のバラツキ、安定供給が出来ないなどの問題点がありました。
キッコーマンは、1988年に独自の遺伝子組み換え技術により、大腸菌にゲンジボタルのルシフェラーゼ遺伝子を組み込み、大量生産する事に成功しました。この技術により高品質のルシフェラーゼを、大量、かつ安定的に供給する事が可能になりました。
その後、この技術の実用化に着手、1990年4月には、紙パルプ工業向けに、白水(パルプの溶けた紙を漉く前段階の水)中の細菌測定用キット、ルシフェール−KP、同年11月には、実験室用のルシフェール−LU、そして1991年5月には、最も広汎な利用が可能なルシフェール−LUプラスを発売し、今回のルシパックの開発につながりました。
これらのキットを使用する事により、従来、汚染されているか否かを判定するまでに、3日程度の時間がかかっていたものを、わずか10秒程度で測定する事が可能になり、平行して開発をすすめ、1993年より販売を始めたATP測定器「ルミテスター」と組み合わせる事により、より短時間で、正確に汚染度を測定できるようになりました。
当社では、この技術がより広汎に、より簡単にご利用いただける様、今後とも、商品の開発につとめていく所存です。 |
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