千葉県・銚子

銚子は千葉県の東側にある、利根川河口の町です。沖合では黒潮と親潮がぶつかり合うため、各地から多くの漁民が集まり、銚子の街は発展しました。また当時の江戸幕府は、生活物資の関西依存から抜け出すために、江戸周辺の産業育成に意を注ぎました。

こうした中で銚子は、関東のしょうゆづくりの中心的存在となって発展していきました。

銚子は近隣に関東平野をひかえ、良質の大豆(常陸)小麦(下総、武蔵など)、塩(行徳)が、江戸川と利根川の水運を利用して手に入れることができます。さらに、この水運により、つくった製品を江戸市中に運ぶことができるなど、しょうゆ醸造業発達の要因がそろっていました。

銚子で最初にしょうゆづくりを始めたのは、1616年(元和2年)、田中玄蕃でした。次いで、1700年(元禄13年)紀州から移住した濱口儀兵衛がしょうゆづくりを始めました。そしてこの2家を中心として、銚子周辺でしょうゆづくりが発展していったのです。

文政年間(1818~1830年)、銚子のしょうゆ醸造業者は20軒に及びました。

明治維新後も銚子のしょうゆ醸造業は発展を続け、現在は国内の5大メーカーのうちの2社(ヒゲタ醤油株式会社、ヤマサ醤油株式会社)があります。

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