2010年6月24日

キッコーマン総合病院の新病院建設について

~2012年9月より新病院にて診療開始予定~

キッコーマン株式会社は、本日の取締役会において、キッコーマン総合病院(千葉県野田市)の新病院建設を決定しました。千葉県野田市及び近隣地域における急性期医療を中心とした総合病院として、また地域中核病院として診療機能の強化を図り、地域の皆様に安心してご利用いただける医療とサービスを快適な施設でご提供します。新病院は、2011年3月に着工し、2012年6月に竣工、同年9月より新病院にて診療を開始する予定です。

キッコーマン総合病院は、1914年、野田醤油醸造組合が建設した「野田病院」を前身とし、当社会社設立後の1918年に当社の企業立病院となりました。
1966年(昭和41年)に、現在の野田市宮崎に鉄筋コンクリート造3階建の近代的な総合病院として新築・移転し、名称を「キッコーマン附属病院」と改め、さらに1973年には「キッコーマン総合病院」と改称しました。キッコーマングループ社員だけでなく地域の皆様の病院として現在まで地域医療を担っております。

新病院は現在のキッコーマン総合病院に隣接する当社敷地内に建設します。地上4階建で、1階が受付、外来診療部門、検査部門、救急処置室、健診センター、リハビリセンター、2階が手術部門と病室、3階が病室、4階が医局、事務部門等となる予定です。病床数は129床を予定しています。
新病院の建設にあわせて、現在休止している産婦人科、循環器科の診療を再開し総合病院としての診療機能の強化を図ります。また、地域の他病院、診療所と地域医療連携体制を構築し、地域中核病院としての機能を強化します。

新病院は免震構造を採用し、災害時においても病院としての機能を持続できるよう施設を充実させます。敷地内に緑地帯を整備し、植樹などにより建物が周囲に圧迫感を与えないよう周辺の住宅地との調和を図るとともに、周辺の道路状況を考慮し、敷地内を患者さんや地域の皆様が安全に通行できるよう歩道を整備します。
また、自然採光・自然換気など明るく健康的な施設にするとともに、太陽光発電や水資源の効率的な利用、省エネルギー機器の採用によって環境にも配慮した病院とします。

なお、現病院は新病院での診療開始まで通常通り診療を継続し、その後は建物を取り壊し、跡地は駐車場として整備する予定です。

<キッコーマン総合病院 新病院計画概要>

所在地:
千葉県野田市宮崎110

敷地面積:
17,500m2

建築面積:
4,500m2

延床面積:
11,300m2

建物構造:
鉄骨鉄筋コンクリート造(免震構造)、地上4階建

病床数:
129床

診療科目:
内科・消化器科・循環器科・小児科・外科・整形外科・眼科
耳鼻咽喉科・皮膚科・泌尿器科・脳神経外科・産婦人科

<キッコーマン総合病院 新病院外観イメージ図>

キッコーマン総合病院の新病院建設について

以上