研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第1回「玉ねぎ」

玉ねぎを食べて血液サラサラに

 

 玉ねぎには血液サラサラ効果やがん予防、血糖低下、学習機能改善、老化防止など様々なパワーが秘められています。
 上手に玉ねぎパワーを利用するなら、炒め物や煮物などの加熱調理がおすすめです。玉ねぎをゆっくりと加熱すると、酵素と熱の作用で玉ねぎパワーが増加します。油を加えると吸収もよくなります。
 オニオンスライスやサラダなど生食をするとき、水でさらすと成分が抜け、血液サラサラ効果も失ってしまいます。辛味が気になるときは、玉ねぎを切ってそのまま室温で2時間ほどおくとよいでしょう。ドレッシングやたれに油分を加えて、吸収力をアップすることも忘れずに。

心疾患やがん予防にも効果が期待

 玉ねぎは淡い黄色をしています。これは、フラボノイド(植物色素の総称)のひとつである「ケルセチン配糖体」が豊富に含まれていることの証です。研究によると、ケルセチン配糖体には強い抗酸化力があり、血液中の悪玉コレステロールの酸化を抑え、血圧や血糖値を下げる効果があります。
 もともと日本女性には心疾患が少ないのですが、その理由のひとつがフラボノイドをたくさん摂っているからだとか。玉ねぎのケルセチン配糖体も、一役買っているのかもしれませんね。
 ケルセチン配糖体はがん細胞を攻撃し、がん細胞を死滅させる体の機能を高めることも分かってきました。

「玉ねぎ」のおすすめレシピ

 

 丸ごと1個をじっくり煮込んで、玉ねぎパワーを引き出しました。ひき肉やオリーブオイルの油分が吸収力を高めています。
 そのほかホームクッキングの食材とレシピの玉ねぎを使ったレシピでは、オニオングラタンや肉じゃがなど、おいしく、たっぷり食べられる玉ねぎレシピを紹介しています。