研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第5回「じゃがいも」

毎日食べても飽きないおいしさ

 じゃがいもは世界中で親しまれ、おかずだけでなく、主食としても食べられています。毎日食べ続けても飽きないのは、蔗糖、ぶどう糖などの甘味を感じる糖分や油分があまり含まれず、味が淡白なためです。味つけや調理法によって雰囲気が変わるので、和洋中とさまざまな料理に使うことができます。

ビタミンCが効率よく摂れる

 

 じゃがいもはエネルギー源になるでんぷんに富み、たんぱく質、ミネラル、ビタミン類も含んでいます。ビタミンCは比較的多く、100g当たり35mg程度、レモン約1/3個分が含まれています。しかも、すりつぶしたり、揚げたりしてもあまり損なわれず、効率よく吸収されます。上手に利用したいものですね。

高血圧症など生活習慣病予防にも期待

 じゃがいものミネラルは、ナトリウムが少なく、カリウムが多いので、高血圧症を予防する食材としても注目されています。
 さらに、じゃがいもの皮には食物繊維と、抗酸化力の強いポリフェノールが含まれています。食物繊維とポリフェノールは血糖値の上昇を抑える効果があるともいわれています。
 じゃがいもを切ってしばらく空気にさらすと、褐色に変化します。これはじゃがいもに含まれるポリフェノールのクロロゲン酸のせいです。最近の研究で、クロロゲン酸はガン細胞の生育を抑える機能があることが分かってきました。
 すぐれた点がたくさんあるじゃがいもですが、注意点をひとつ。油分との相性がとてもいいので、ついつい油を摂りすぎることに。カロリーオーバーにならないよう、上手にメニューを選んでください。

じゃがいもたっぷり!おすすめレシピ

 

 じゃがいもを煮て、鍋をゆすりながら水分をとばし、ほろほろと口の中でくずれるように柔らかく仕上げました。味つけは砂糖としょうゆで甘辛く。昔から親しまれたおかずで、お弁当にも重宝します。
 じゃがいもはビタミンCが比較的多く、しかも加熱しても損なわれません。食物繊維や抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれています。粉ふき煮などの小さなおかずを常備して、楽しみましょう。汁物に加えるのも、おすすめです。ニョッキ、グラタン、コロッケからタイ風カレーなど、ホームクッキングでは、いろいろなじゃがいものレシピを紹介しています。