研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第6回「豆腐」

長寿の秘訣は豆腐?

 

 豆腐は長寿をもたらす食材といわれております。栄養学の観点や最近の機能性研究からみても、うなずく点は多々あります。
 豆腐の原料である大豆は「畑の肉」といわれるほど栄養価に富んでおり、たんぱく質、不飽和脂肪酸、カルシウムなどが豊富に含まれていることです。

話題のイソフラボンで骨粗しょう症を予防

 さらに注目したいのは、大豆に含まれているイソフラボンです。イソフラボンは体内で女性ホルモンと似たはたらきをする大豆特有のポリフェノールです。更年期以降の女性は、女性ホルモンが低下するため、骨粗しょう症などの心配が出てきますが、イソフラボンの摂取は骨粗しょう症予防に有効であるといわれています。
 また、イソフラボンは活性酸素を消す力もあるので、動脈硬化や種々のがん発症を予防したり、肝臓障害を予防する効果があることも分かってきました。

レシチンに含まれるコリンが体の機能を正常に

 豆腐にはリン脂質の1種であるレシチンという成分が含まれています。レシチンは体内のリン脂質としては最も多く存在し、脂質の代謝や細胞膜の構成成分として、生成に欠かせない物質です。レシチンの構成要素のひとつであるコリンが不足すると、体が正常にはたらかなくなることもあります。胎児の発育、記憶・認知機能、肝機能、身体・運動能力などにも関わってきます。さらに、代謝も悪くなります。
 コリンは体内でもつくることができますが、その量は個人差があるので、食品からも摂った方が好ましいのです。卵黄はコリンを多く含む食品のひとつですが、コレステロールも多いため、コレステロールを含まない大豆からつくられた豆腐などを上手に活用しましょう。

豆腐たっぷり!おすすめレシピ

 

 湯豆腐は豆腐料理の王道。熱せられた豆腐がゆらゆら揺れてきたら食べ頃です。しょうゆを添えていただきましょう。しいたけや春菊、ねぎなども加えると風味が増します。
 豆腐には、良質のたんぱく質、不飽和脂肪酸、カルシウムのほか、話題のイソフラボンもたっぷり含まれています。豆腐をおいしく食べて、健康そして長寿に役立てましょう。ホームクッキングでは、いろいろな豆腐のレシピを紹介しています。