研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第7回「ほうれん草」

目にうれしいルテインがたっぷり

 

 鮮やかな緑色をしたほうれん草は緑黄色野菜の代表格。昔からいわれているように、栄養的に優れた点がたくさんあります。
 ほうれん草には天然色素のカロテノイドの一種であるルテイン、ゼアキサンチン、βカロテンなどがたっぷりと含まれています。
 ルテインは目の網膜や水晶体に存在し、目を酸化から防御するといわれています。テレビやパソコン、スマートフォンなどで目を酷使しがちな現代人にうれしい、お助け素材なのです。さらに、ルテインはゼアキサンチンと一緒に摂ると、白内障や加齢黄斑変性症などの目の病気を防ぐ効果があることも分かってきました。

油を使った調理でβカロテンの吸収アップ

 ほうれん草はにんじんと同じく、βカロテンが豊富に含まれています。カロテノイドの仲間は少量の油と一緒に摂ると吸収率が高まりますので、炒め物やソテー、グラタンなどの料理に使うのがおすすめです。
 また、ほうれん草には不足しがちな葉酸、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウム、カリウムなどがバランスよく含まれています。

大腸がんの予防にも効果

 最近では、ほうれん草に含まれる糖脂質に腸の炎症を抑え、大腸がんを防ぐ機能があることも分かってきました。がん細胞は栄養を取り込むために新生血管をつくります。糖脂質はこの新生血管の形成を阻止し、がん細胞が増えないようにはたらくといわれています。

ほうれん草たっぷり!おすすめレシピ

 

 ほうれん草でクリーミーな味わいのグラタンをつくりました。簡単ホワイトソースは豆乳を使ってヘルシーに。とろりと溶けたチーズが香ばしく、ほうれん草の味わいを引き立てます。
 ほうれん草に含まれるβカロテンは油を使って調理すると効率よく吸収されるので、グラタンやソテーなどの調理法がとくにおすすめです。
 ホームクッキングでは、いろいろなほうれん草のレシピを紹介しています。