研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第9回「キャベツ」

美肌と抗酸化作用のあるビタミンCがたっぷり

 みずみずしい春キャベツが出まわるのは3~4月です。キャベツにはビタミンCが豊富に含まれていることをご存じでしょうか。ビタミンCは美白などの美容効果だけでなく、健康な体づくりに必要な抗酸化作用があります。
 ビタミンCは熱に弱いので、サラダなどの生食がおすすめです。

食べ過ぎ、飲み過ぎにビタミンU

 

 キャベツには抗潰瘍作用のあるビタミンUも多く含まれています。ビタミンUはキャベツから発見されたため、別名「キャベジン」とも呼ばれています。ビタミンUには胃酸の分泌を抑え、胃粘膜の修復を助ける作用があります。さらに、お酒の飲み過ぎなどで腸の粘膜が傷ついた時、腸壁を保護するというはたらきがあるといわれています。
 食べ過ぎ、飲み過ぎの翌日は、ビタミン類をしっかり摂るために、せん切りにしてサラダにしたり、少なめの塩でサッともんで浅漬け風にしたりして、キャベツを生食で食べて、疲れた胃腸をいたわってあげましょう。

がん予防にも効果

 キャベツなどアブラナ科の植物にはイソチオシアネートという硫黄化合物が含まれています。イソチオシアネートは野菜に含まれる辛味成分で、がん予防の効果があると注目を浴びています。腸や肝臓などの解毒作用を活性化し、発がん性物質などの悪い作用を緩和することが分かってきました。
 イソチオシアネートは同じアブラナ科のブロッコリーや大根にも、たっぷり含まれています。
 キャベツやブロッコリー、大根は煮物でも、炒め物でも、和え物でもおいしい食材。毎日の食卓に上手に取り入れたいですね。

キャベツたっぷり!おすすめレシピ

 

 しゃきしゃきのせん切りキャベツにさわやかなドレッシングをかけました。粒マスタードの辛味がアクセント。白だしとしょうゆのうまみが、みずみずしいキャベツの甘味を引き立てます。ホームクッキングではいろいろなキャベツのレシピを紹介しています。