研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第10回「たけのこ」

春ならではの味わい

 

 たけのこは竹の芽で、地上に伸びる直前のものをいいます。ゆでたけのこは1年中出まわっていますが、旬は4~5月。採れたての柔らかく、ほのかな香りのあるたけのこを味わえるのは春だけです。春ならではのおいしさを味わってください。

腸内環境を整える食物繊維がたっぷり

 たけのこは10日で竹になるといわれるほど成長が早いもの。伸び盛りのパワーを感じますね。
 たけのこパワーの1つは食物繊維です。たけのこに含まれる食物繊維は腸内細菌の生育を促して便通を改善し、お腹の調子を整え、脂質代謝を改善することが分かってきました。腸内環境を整えて、お腹をすっきり、健康にしてくれるんですね。

アミノ酸のチロシンにも注目

 たけのこにはチロシンと呼ばれるアミノ酸も多く含まれています。ゆでたけのこに白い結晶がついていることがありますが、あの結晶がチロシンです。食べても無害です。
 チロシンは収穫後時間が経つと、酵素によってアクの成分に変化してしまいますので、たけのこを収穫したらすぐに湯通しするとよいでしょう。時間が経った時は、下ゆでしてアク抜きをするとおいしくいただけます。調理法は炊き込みご飯、油炒め、煮物、吸い物など。味つけは控えめにして、新鮮なたけのこならではの歯ざわりや風味を生かしましょう。

たけのこたっぷり!おすすめレシピ

 

 旬のたけのこが手に入ったら、ぜひつくりたい春の味。合わせる具は油揚げだけでシンプルに。香り白だしのうまみが、淡泊なたけのこを味わい豊かに仕上げます。ホームクッキングでは、いろいろなたけのこのレシピを紹介しています。