研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第13回「なす」

長卵形なす、長なすなど種類も豊富

 なすはインド東部が原産といわれ、日本には8世紀頃に中国から伝わったといわれています。なすは大きさや形によって長卵形(ちょうらんけい)なす、長なす、大長なす、丸なす、卵形なすなどに分かれています。中でも長卵形なすは栽培しやすく、収穫量も多いので、全国的に栽培されています。

独特の紫色はアントシアニン

 

 なすが独特の紫色をしているのは、アントシアニンが含まれているためです。アントシアニンはポリフェノールの一種で、野菜や果物などの色に関係する成分です。なす以外では、ブルーベリー、いちご、赤キャベツにも多く含まれています。なすの皮のアントシアニン化合物「ナスニン」には強い抗酸化活性があり、肝機能を高め、酸化ストレスを予防するといわれています。
 血清総コレステロール(血液中のコレステロールの濃度)の数値が高いと、動脈硬化や心筋梗塞を起こすリスクが高くなるといわれています。なすのアントシアニン類は、この数値を低くする可能性があるという研究結果も報告されています。

味にクセがないので、いろいろな料理に利用

 なすは1年中出まわっていますが、もっともおいしいとされるのは8~10月。この頃のなすは「秋なす」と呼ばれます。なすは味にクセがないので、油と一緒に炒めたり、天ぷらにしたり、ぬか漬けにしたり、いろいろな料理に使われます。

なすのおすすめレシピ

 

 つくりたての時はもちろん、冷蔵庫で冷やしてもおいしい副菜です。プチトマトやみょうがを加えて、さわやかに。ホームクッキングでは、このほかさまざまな、なすのレシピを紹介しています。