研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第15回「鮭」

生まれた川に戻ってくる魚

 

 サケ属にはシロザケ、ベニザケ、ギンザケ、カラフトマス、サクラマス、マスノスケ、ニジマスなどが含まれ、一般に鮭といえば「シロザケ」のことを指します。鮭が生まれた川に戻って来ることはよく知られていますが、それは子どもの頃の川の匂いを覚えているからだといわれています。
 鮭には、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、アスタキサンチンなど、私たちの健康に役立つ成分が多く含まれています。

EPA、DHAを豊富に含む

 EPA、DHAなどの多価不飽和脂肪酸は、植物にはほとんど含まれておらず、いわしや鮭などの魚に豊富に含まれる成分として知られています。血栓を防ぐとともに、血中のコレステロールを低下させ、脳梗塞、心筋梗塞などの血管障害を予防するほか、アレルギー反応を抑制する効果があるといわれています。
 DHAは脳神経系に高濃度に存在することから、脳の発育や視力の向上にも関係しているといわれています。

抗酸化作用をもつアスタキサンチン

 アスタキサンチンは鮭の肉の赤橙色の色素で、鮭のほかにイクラ、えび、かになどにも含まれています。強い抗酸化作用があり、活性酸素の作用による悪影響(老化や動脈硬化、白内障など)を抑制することが知られています。
 鮭は塩蔵品、冷凍品、燻製品、缶詰などに加工されます。料理に応じて上手に使い分けましょう。

鮭のおすすめレシピ

 

 焼き鮭をたれに漬けて風味アップ。つけ合わせの野菜はお好みで。ホームクッキングでは、このほかさまざまな、鮭のレシピを紹介しています。