研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第18回「大根」

大根と呼ばれるようになったのは室町以降

 大根はアブラナ科の植物で、青首大根、練馬大根、三浦大根、聖護院大根などの種類があります。原産地は地中海沿岸地域という説が有力ですが、世界各地に野生種が見られるのではっきりとした結論は出ていません。
 日本へは中国から伝わり、昔は「オオネ」と呼ばれていたそうです。「だいこん」と呼ばれるようになったのは室町時代以降のようです。
 統計上は春大根と秋冬大根に区分され、平成22年産の秋冬大根収穫量は、全国で760,600t。主な生産地は宮崎県(103,400t)、千葉県(93,200t)、 神奈川県(88,700t)となっています。

消化を促進、胸やけ胃もたれを防ぐ

 大根はデンプン分解酵素のジアスターゼが含まれているため、食べ物の消化を促進し、胸やけや胃もたれを防ぐほか、二日酔いの緩和にも効果があるといわれています。胃の弱い人は、食事に「大根おろし」を添えて食べると消化を助けてくれます。また、大根には辛味の主成分であるイソチオシアネートと呼ばれる成分が含まれています。肝臓や腸管などの種々の臓器に解毒酵素を誘導し、いろいろながんの予防に関わると推定されています。

先端部分は辛く、葉に近い部分は甘い

 

 青首大根は辛味が少なく甘味が強く、地上に伸びる性質が強いことから昭和50年代に急速に普及し、現在、最も流通している品種です。
 大根は先端に近い部分は辛みが強いのでピリッとした大根おろしや漬物などに。葉に近い部分は大根おろしやサラダなどの生食に。真ん中部分は煮物や炒め物に向きます。
 大根の葉にはカロテン、ビタミンC、カルシウムなどの栄養が含まれているので、上手に利用しましょう。

「大根」のおすすめレシピ

 

 大根おろしに相性のいいしらす干しと焼きのりをのせました。おいしく、ヘルシー、ご飯にも、おつまみにもおすすめです。ホームクッキングでは、このほかさまざまな、大根のレシピを紹介しています。