研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第20回「帆立貝」

北海道は日本一の生産地

 

 かつて帆立貝は「貝の一片を帆のように立てて海中を走る」と考えられていました。帆立貝の名もこのことに由来します。実際は貝の中の海水を押し出し、その勢いで前に跳ぶようにして動きます。
 帆立貝は産卵してから約3年かけて直径10cm以上に成長し、食用となります。日本の帆立貝の生産量は495,532t(平成22年度)です。生産地はダントツ1位で北海道(410,710t)。ぐっと離れて2位に青森県(69,446t)が続きます。ボイル(チルド・冷凍)されるものが約80%、残りを冷凍と鮮貝が分け合っています。

ひもや貝殻も食用に

 帆立貝は、主に貝柱が食用に用いられます。貝柱の周辺にある外套膜(がいとうまく)は「ひも」と呼ばれ、おつまみや加工品などで食べられています。また、貝殻はカルシウム源として、粉末化したものが健康食品などに使われています。

タウリンを豊富に含む

 帆立貝は、たんぱく質、脂質、ミネラルなど、多くの栄養成分が含まれています。中でも注目を集めているのは、タウリンです。タウリンは栄養ドリンクの主成分として使われているので、名前を耳にすることも多いと思います。
 タウリンは、かき、いか、たこなどにも豊富に含まれていて、コレステロールや血圧を下げる効果があるといわれています。
 栄養ドリンクによく使われるのは、肝臓を保護する作用が疲労回復や二日酔いに効くと考えられるからです。目薬にも配合されていますが、これは網膜機能の維持が期待されるからです。

「帆立貝」のおすすめレシピ

 

 豆乳でつくる簡単、熱々のレシピは帆立貝のうまみがたっぷり。チーズがこんがり焼けたらでき上がりです。ホームクッキングでは、このほかさまざまな、帆立貝のレシピを紹介しています。