研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第25回「かぼちゃ」

主流派ほくほくした西洋かぼちゃ

 かぼちゃはアメリカ大陸原産のウリ科の野菜で、16世紀にポルトガル船によって九州へ渡来した時、「カンボジア」から来たと伝えられたことが「かぼちゃ」の名前の由来になったといわれています。
 日本で栽培されているかぼちゃは、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類に分けられます。日本かぼちゃは、粘質でねっとりとしていてしょうゆとの相性が良く、日本料理に向きます。西洋かぼちゃは、甘みが強く、粉質でほくほくした味わいがあります。食生活の洋風化に伴い、現在は西洋かぼちゃが主流となりました。ペポかぼちゃは淡泊な味で形がユニークなものが 多く、そうめんかぼちゃ、ズッキーニなどがペポかぼちゃの仲間です。
平成24年度のかぼちゃの収穫量は全国で227,100tあり、主な生産地は北海道、鹿児島県および茨城県で、北海道が全国の約6割を占めています。

β-カロテンがたっぷり

 

 かぼちゃは、カロテノイドを豊富に含む緑黄色野菜です。特にβ-カロテンが多く、かぼちゃに含まれるカロテノイドの約8割を占めます。その他にルテインやリコペンなども含んでいます。これらのカロテノイドは、生育が進むにつれて増加していきます。
 β-カロテンはかぼちゃの黄色の成分で、体内に蓄積され、必要に応じてビタミンAに変わります。また、β-カロテンには抗酸化作用があり、老化、がん、動脈硬化などの予防に効果があるといわれています。インドのある地域で実施された研究では、かぼちゃとバナナを組み合わせた食事が肺がん防御に有効だったという報告があります。

電子レンジにかけると切りやすくなる

 かぼちゃは、煮物、天ぷら、サラダなどに利用されるほか、ケーキ、プリン、パイなどのデザートにも使われます。かたくて切るのが大変な場合は、ラップで包んで電子レンジで軽く加熱すると、切りやすくなります。煮物にする際は、ところどころ皮をむくと、味がしみやすくなります。ホクホクとした食感を生かすなら、煮過ぎないように注意しましょう。

 かぼちゃの素晴らしさを再発見したり、新たに興味をもたれた方は、手軽にかぼちゃを摂ってみませんか。キッコーマングループの日本デルモンテでは生クリーム、バターを使わず、豆乳でかぼちゃのおいしさを引き出した、やさしい味わいのかぼちゃスープなどを販売しております。

「かぼちゃ」のおすすめレシピ

 

 相性のいい豚バラ肉と合わせた、甘辛味のコクのある煮物です。ご飯にもよく合いますし、お弁当のおかずにもおすすめです。ホームクッキングでは、このほかさまざまな、かぼちゃのレシピを紹介しています。