研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第28回「米」

白いご飯は江戸時代中期以降

 米づくりは、今から1万年ぐらい前に中国の長江の中・下流域で始まり、3千年ぐらい前に日本に伝えられたといわれています。経路は複数あったようですが、使用されていた農具から、伝えたのは当時朝鮮半島に住んでいた人たちだろうと推察されます。
 私たちが白いご飯を食べるようになったのは、江戸時代中期以降のようです。米は世界で2万種類以上あるといわれており、大きくはジャポニカ種、インディカ種、ジャバニカ種の3種に分類され、日本ではジャポニカ種が栽培されています。
 日本の米の収穫量は860万3千t(平成25年度)で、主な生産地は新潟県、北海道、秋田県などです。ご飯として食べるほか、加工米飯、お菓子などにも使われています。近年、ご飯の消費量は減り続け、一番多かった時(昭和37年)に比べると、平成25年度では半分以下に減ってしまいました。

注目される機能性

 ご飯には、エネルギー源である炭水化物をはじめ、からだの基礎をつくるたんぱく質や、カルシウム、鉄分、からだのはたらきを保つ食物繊維、ビタミンなど、いろいろな栄養素が含まれています。
 米に関係する機能性成分で有名なのが、γ‐アミノ酪酸(GABA)とγ‐オリザノールです。
 GABAはアミノ酸の一種で、血圧上昇抑制作用があります。GABAを多く含む米の開発がすすめられており、実際に開発された米の実験で、有意な血圧上昇抑制効果が見られました。
 γ‐オリザノールは米糠の油に含まれる成分で、コレステロールの吸収を抑えたり、更年期障害に効果があるといわれています。

和食の魅力に世界が注目

 

 「和食」のユネスコ無形文化遺産に登録に伴い、「和食」が見直されています。ご飯を中心に、魚、肉、牛乳・乳製品、野菜、海藻、豆類、果物、茶など多様な副食を組み合わせた食生活(日本型食生活)が推奨されています。
 お米を手軽に摂ってみませんか。キッコーマングループでは、「玄米を丸ごと使用した国産の新しいエネルギー飲料」を販売しています。お米が本来持つほんのりと甘く香ばしい、やわらかな味が特徴です。また、ご飯に簡単に混ぜるだけで、手づくり風のしっとりした仕上がりの混ぜご飯が簡単にできる、「混ぜごはんの素」もあります。ぜひお試しください。

「米」のおすすめレシピ

 

 白米にしょうゆを加えて炊き上げます。ほのかな塩気と香ばしさ、うまみが加わり、ご飯本来のおいしさが引き立ちます。ホームクッキングでは、米を使ったレシピを紹介しています。