研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第39回「みょうが」

みょうが王国の高知県

 みょうがはショウガ科の多年草で、アジア東部が原産地といわれています。みょうがには、地下茎から出た花穂である「花みょうが」とみょうがの茎を光に当てずに栽培した「みょうがたけ」があります。スーパーなどで売られているみょうがは「花みょうが」です。平成26年の「花みょうが」の出荷量は5,622tで、主な産地は高知県(87%)。ほかに秋田県(4%)、奈良県(3%)などでも栽培されています。
 東京に「茗荷谷(みょうがだに)」という地名がありますが、かつて、このあたりがみょうがの産地であったことに由来しているそうです。

香りが脳の働きを活発に

 

 みょうがは、カリウム、マンガン、食物繊維などの栄養成分が豊富です。近年、みょうがの香りや辛味成分に新しい機能が見出されています。
 みょうが独特の香りはα‐ピネンという精油成分で、発汗、呼吸、血液循環などの機能を促す作用があるといわれます。α-ピネンの香りを嗅ぐと、脳の活動が活発になることも分かりました。昔から「みょうがを食べると物忘れする」などといわれますが、実際は反対で、脳のはたらきをよくする作用があるようです。
 みょうがの辛味成分であるミョウガジアールには、細菌や酵母の生育を阻害する作用があります。みょうがは香辛料と同じように、腐敗を防止できるのではないかと期待されています。

ソテーやサラダにも

 みょうがは独特の風味とさわやかな香りがあり、そうめんや冷や奴などの薬味として使われます。そのほか、天ぷらや素揚げ、ソテーして肉や魚のつけ合わせ、スライスしてサラダ、酢の物、みそ漬けなどでもおいしくいただけます。
 キッコーマンでは、ホームクッキングでみょうがのレシピを公開しています。家庭で簡単に調理できますので、ぜひお試しください。

「みょうが」のおすすめレシピ

 

 しゃぶしゃぶ用豚肉でつくるさわやかな一品。みょうがのすがすがしい風味と歯触りがポイントです。

 みどり酢は、きゅうりをすりおろして水気を絞り、合わせ酢と混ぜたもので、肉や魚などに彩りを添えます。