研究開発本部発!
食べ物が持つ健康パワー

食品の機能性について研究を行っているキッコーマン研究開発本部の農学博士が、食べ物が持つ健康パワーをおすすめ
レシピとともにわかりやすく解説します。

 

第50回「とうもろこし」

世界三大穀物のひとつ

 

 とうもろこしは5000年以上前から、メキシコと南アメリカ北部で利用されていました。 15世紀にコロンブスがアメリカ大陸からヨーロッパへ持ち帰ったことにより、世界中に広まったといわれています。日本には16世紀に伝わり、明治時代の北海道開拓を機に本格的な栽培が始まったそうです。
 とうもろこしは米、小麦と並ぶ、世界三大穀物のひとつです。種類が多く、主に穀物として利用される硬粒種(フリント種)、家畜の飼料として利用される馬歯種(デント種)、ポップコーンに利用される爆粒種(ポップ種)、生食用や加工用の甘味種(スイート種)などがあります。
 私たちが野菜として利用している「とうもろこし」は、生食用甘味種で「スイートコーン」と呼ばれ、 昭和40年代に全国で栽培されるようになった「ハニーバンタム」以来、甘味の強い品種が主流となっています。平成26年のとうもろこしの出荷量は、201,400tで、北海道109,200t、千葉県15,500t、茨城県9,460tの順になっています。

エネルギー補給や疲労回復に効果的

 スイートコーンの主な成分は、でんぷんやブドウ糖などの炭水化物で、エネルギー補給や疲労回復に効果的です。また、ビタミンB群の一種で赤血球の新生に必要な成分である葉酸、同じくビタミンB群の一種でエネルギーの代謝に不可欠な成分であるナイアシンを豊富に含んでいます。
 スイートコーンの粒皮は、セルロースと呼ばれる不溶性の食物繊維でできているため、便秘の改善や大腸がんの予防効果も期待できます。
 コレステロールが高めの方にとうもろこしを継続して摂取してもらったところ、悪玉コレステロールと呼ばれているLDLコレステロールが低下したという研究結果も報告されています。

炒め物、かき揚げにも

 甘くておいしいスイートコーンは、ゆでたり蒸したりと、シンプルな味つけで手軽に楽しめます。ひと手間加え、刷毛でしょうゆを数回塗って網で軽く焼けば、香ばしい焼きとうもろこしになります。
 実を外して炒め物やかき揚げに、スープやグラタンに加えたりといろいろな用途に使えます。鮮やかな黄色は料理に彩りを与えてくれます。
 キッコーマンでは、ホームクッキングでとうもろこしを使ったレシピを公開しています。家庭で簡単に調理できますので、ぜひお試しください。

「とうもろこし」のおすすめレシピ

 

 炊き立てご飯にホールコーンを加えて。とうもろこしはバター、しょうゆとの相性もぴったりです。