実際のところどう?
「野菜実感」の
こだわり野菜ジュースと
生野菜を比べてみた話。
2020.11.10

市販の野菜ジュースを飲むのは野菜が足りないからという理由が多いですよね。だから野菜ジュースは「野菜とってる感」が何より大事ということで、デルモンテから「つぶ野菜」というこだわりのジュースが発売されています。じゃあこれ、実際の野菜と比べるとどうなの?という素朴な疑問を、あえて中の人であるキッコーマン飲料のメンバーが試してみました。料理家小田真規子先生が主宰するスタジオナッツにおじゃまして、あれこれ奮闘したレポートです。
SCENE01
「つぶ野菜」って
そもそもどんな飲み物?

内心「いいのかな、こういう話で小田先生のもとにおじゃまして」、という気もある小社3人。先生、今日はよろしくお願いします。ということで、スタジオナッツのきれいなキッチンにちょっと緊張する。
デルモンテ「つぶ野菜」の良さを自分たちもあらためて感じたい、本当にお客様に伝えるべき価値をもっと自身で感じたい。そんな気持ちが高まって、料理家小田真規子先生のスタジオナッツに協力をお願いしたキッコーマン飲料の齋藤、酒井、そしてキッコーマンの白須。今日はこの3人がスタジオナッツのキッチンで「つぶ野菜」を徹底的に研究します。
野菜を実感できるジュースってどんな感じなんだろうね?

よく見るとパッケージがSF的なことになっている。すりおろした野菜のつぶつぶ食感を全力でうったえるためにいちばん思い切ったビジュアル案が採用になったとか。
なんせ社員ですもの、もちろん「つぶ野菜」のことは知っているつもりだけど、あらためてよく眺めてみました。

スプーンですくうと……あるある!野菜のつぶ!
「おお、入ってますね野菜!」という声。ミキサーで手づくりしたスムージーのように野菜のつぶがたっぷり。「つぶ野菜」はコップ1杯(200ml)に1.5食分の野菜を使用しているそうで、砂糖、食塩、香料は無添加とのこと。

野菜ジュースをバットに入れるなんて、普段しませんよね。
デルモンテの「くだものと野菜とらなきゃ」(右)というジュースと「つぶ野菜」(左)をバットに入れて比較。ひとくちに野菜ジュースといってもこんなに色も素材感も違うんですね。「つぶ野菜」(左)が野菜を実感できる、スムージーみたいな飲み口を目指したというのが納得のいく見た目です。そしてこのつぶ野菜に使われている野菜とは……。

ラベルをみながら野菜を並べてみようと、ここまでは楽しい空気でした。
野菜ジュースは商品によって使っている野菜はそれぞれ。つぶ野菜はすりおろしにんじんとりんごをベースに10種類の野菜を使用して手づくりスムージーのように仕上げていますが、実際にその野菜と果物を並べてみることにしました。

量はともかく、このラインナップにちょっと驚く。
にんじん、りんご、トマト、キャベツ、ブロッコリー、ピーマン(写真は緑ですが実際は赤)、アスパラ、かぼちゃ、カリフラワー、レモン。10種類ってあらためてこう見るとすごいですよね。「とてもジュースのためだけにこれだけの野菜を買ってはこれないよね」と思う3人です。
使っている素材を意識してから、試飲をしてみた。

試飲するときは、静かなものです。
入っている野菜やつぶ感などを目で確認して飲んでみると、また違った印象になるのかな? ディスタンスも意識しつつ、全員でだまって試飲してみます。


さっきの10種類をどう組み合わせるとこの味になるのか? うん、甘さひかえめでおいしい!
「お!!のど越しに野菜のつぶ感が」「トマト味が強すぎないからこれ、トマトジュースが苦手でも飲める」という感想。野菜をとってる感と飲みやすさが絶妙にバランスされているんだな、と思ったのでした。
まとめ:「つぶ野菜」は
- ・注ぐだけで10種類の素材がとれる。200mlで1.5食分の野菜を使用。(※)
- ・飲むと野菜のつぶ感があって、かなりスムージーっぽい。
- ・トマトジュースが苦手な人もいける、ほどよい甘さのやさしい味わい
SCENE02
徹底比較!
つぶ野菜VS生野菜

一見楽しそうですが、次第に笑顔がなくなってきたんですよ。
「つぶ野菜」の野菜感はわかったけれど、だったら生野菜を実際にすりおろしてジュースにしてみたらそのほうがいいんじゃないの? というちょっと意地悪(?)な疑問に3人が挑みます。つぶ感ということだし、おろし器で全素材をすりおろしてみようかと……。

これを延々繰り返すのか、という気持ちが優勢になる最若手の酒井。たしかに10種類の素材をすりおろしてたらいつまでかかるんだか……。

これ、ジュースなの??

ま、見ていただけるとわかると思いますが、そのままでは傾けてもまったく落ちてこない始末。飲んでなくて食べています。
すりおろしを飲むことはできず、スプーンですくって食べてみました。これは、ちょっと味のバランスのとれていないもったりした野菜のペーストという感じ。つぶ感というよりまさに「おろし」です。そして腕が疲れ果てた。

スタジオナッツの小林さんが、ミキサーを貸してくれた。おそらく見かねて。
全素材をすりおろすのは現実的じゃない、ということを思い知った3人。今度はミキサーでチャレンジしようということに。

3人のやっていることに心配になった小田先生がフォロー。す、すみません先生。
再チャレンジにあたり、小田先生が「裏のラベルは使用量が多い順だし、飲んだ感じだとにんじん、りんご、トマトが多いと思いますよ」とアドバイス。先生ありがとうございます!


さすがのはやさ。最初っからミキサーにしておけばと皆が心の中で思ったらしい。

もう終盤は先生立ち合いのもとになっていました。おぼつかないので(汗)
ミキサーの力で今度はジュースらしいものになりました。そして野菜と果物だけだとさすがにもったりしているので水を加えたらいいという先生のアドバイスもあり。「つぶ野菜」は野菜汁と果汁100%なのですが、ミキサー版も食べるではなく飲んでみないとということでここは特別に。こうして無事、「自家製 つぶ野菜」が完成したわけです。

この肉薄度、そして繊維感。危うし「つぶ野菜」!?
でも飲んだら、結果としては……

今日、この絵が多いです。

うーむ、まあね、生だね……という以外の感想がでない。
今度のフレッシュ版は飲むことができましたが、野菜感は当然あるものの、少し青くさい、のど越しがざらっとしていて飲みにくいなど、ざっとでつくってみた今回に限っては評価は微妙。調味しないで野菜と果物を無理やりいっしょくたに食べているような感じになってしまいました。素材の分量を工夫したり、時には甘みを加えることも必要のようです。つぶ野菜は野菜と果物をバランスよく、そして味わいもよく考えられていると再確認。
まとめ:自家製つぶ野菜だと
- ・野菜の力強さはもちろんあるが、つぶつぶというよりどろどろ
- ・各素材の分量を調整する、時には甘さを加えるなどが必要かも
- ・ミキサーを使っても、素材の下ごしらえなど時間はそれなりにかかる
SCENE03
料理家・小田真規子さんに
聞いてみた、
つぶ野菜のいいところ
今回の商品「つぶ野菜」を担当したキッコーマン飲料の齋藤が、小田真規子先生に「つぶ野菜」の印象を聞いてみました。さて、プロの目からみた「つぶ野菜」はいかに!?


今日はありがとうございました。実際に生野菜をすりおろしたり、ミキサーにかけたものと直接比較したことはなかったので、手前みそで恐縮ですがほんとバランスが良くていいなとあらためて思いました。先生は試飲してみていかがでしたか?

まず感じたのは「日常的に飲める絶妙な濃さ」ということですね。あまりに繊維が多くてどろっとしすぎていると気軽に飲む感じではなく、体にいいから無理して飲む、になってしまいますよね。

ありがとうございます。きちんとつくったスムージーのように、野菜のつぶ感とそのものの味わいを生かしておいしく飲めるジュースにしたいと思っていたのでうれしいです。

10種類の素材を使っているのに、野菜ジュースによく使われるケールやセロリが入ってないのが印象的ですね、だから青くささもなくて飲みやすいんだなと。それとトマト感も強すぎず、にんじんの甘みをうまく生かしていますね。

はい、トマトジュースが苦手な人にも飲んでいただきたいなと思って、バランスをだいぶ工夫したんです。コップ1杯の200mlで1.5食分の野菜を使用としたのも、あまり野菜分を欲張って味に無理がないようにして、毎日おいしく飲んでもらいたいからなんです。

確かに飽きずにおいしく飲み続けられるのは大事ですね、野菜はコンスタントに毎日きちんと摂るのがなにより大切なことですから。3食でバランス良く食べるを基本にして、上手に野菜ジュースもとり入れたらいいと思います。
ENDING
「つぶ野菜」のつぶ感、
ぜひ一度飲んで
確かめてみて欲しい!

笑顔ですが3人、すりおろしやらで実はちょっと疲れてます。カメラマンのさくらいさんが一瞬の笑顔をとらえた奇跡の一枚。
あらためて試してみて、この「つぶ野菜」、より自信をもっておすすめしたくなったという3人。もちろん、野菜や果物そのものをしっかりとるのも大事ですが、なかなか忙しい毎日で完璧にとるのは難しいもの。そしてなによりフレッシュジュースをコンスタントに手づくりし続けるのはハードルの高いことと実感。手軽に「野菜を実感」しながら飲んでいただける野菜ジュース「つぶ野菜」をぜひとりいれてほしいと強く感じた3人でした。野菜、上手にとっていきたいですね。
撮影/さくらい しょうこ
協力/スタジオナッツ 構成・文/杉森一広(ホームクッキング編集長)
商品情報は本記事公開時点のものです。公開後にリニューアル、販売終了等になることがありますので詳しくは当社サイトの商品情報をご確認ください。カートカンは1都7県(東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城、長野)エリアとECサイトでの販売となります。※厚生労働省「健康日本21」の目標値(1日350g分)の約1/3である120gを1食分として算出。加工をした野菜の栄養価は生野菜とは異なります。
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ホームクッキング担当より
「つぶ野菜」についてはこちら(を、ぜひご覧ください。担当者一同)。野菜系の飲料って、注いでごくごくと飲むのが当たり前でジュースになる前のこと、入っている素材そのものをイメージしてみたことなんてほとんどありませんでした。でも今回あえて生野菜からの手作りをチャレンジして、野菜ジュースのありがたさを再確認。グラスに「注ぐだけで10種類」、そして飲んでおいしい味のバランス。「つぶ野菜」なら絶妙なつぶ感が、ああ野菜の不足をおぎなえているな、と感じられるんですよ。カートカン(125ml)では柑橘類4種のさわやかさが魅力の「つぶ野菜 まるごと搾り柑橘mix」というバリエーションもあります。こちらもぜひ。