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世界の家庭料理をその国の方たちがご紹介します。今回は
チリ共和国です。 実施:96年6月14日 講師:エリアナ・アルバレスさん チリ大使館 |
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南米のチリは、太平洋岸に沿って細くのびる共和国。 そして、「チリの自慢料理は、何といってもエンパナダス。」と語ったのは、今回料理を教えてくださった、チリ大使館のエリアナ・アルバレスさん。「エンパナダスはわたしの国のおふくろの味。」とおっしゃるだけあって、その手つきは手慣れたもの。 小麦粉を卵、ラードなどとともによく練り、パン生地のようなこの生地の中に、しょうゆで味付けした挽き肉を詰め、オーブンで焼きます。 |
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チリでは、中に詰める挽き肉は、塩のみの味付けだそうですが、しょうゆを加えるとコクがでておいしくなるそう。日本でいう、お惣菜パンといったところでしょうか?
このエンパナダス、独立記念日には必ずワインといっしょにいただくそうです。 特別な日に、エンパナダスでチリ式パーティーはいかがですか? |
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※写真メニュー (1)エンパナダス (2)カルディジョ・デ・サルモン (3)フラン・デ・ココ チリ大使館 エリアナ・アルバレスさん |
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●作り方
(1)ボウルに薄力粉1Kgを入れ、白ワイン・生クリーム各80cc、全卵1個、卵黄1個(残った卵白は後でツヤ出しとして使用)を加えてよく混ぜる。 (2)熱湯11/2でラード1カップ、塩大さじ1を溶かし、粗熱がとれるまで混ぜる。 (3)(2)を(1)に少し加え、手粉をふってこねる。これをくり返し、固くなったら15分ねかせ、20等分して薄い円形にのばす。 |
(4)フライパンに油大さじ2を熱し、たまねぎ4個のみじん切り、パプリカ小さじ1を入れ、しんなりするまで炒める。チリパウダー・クミンパウダー・オレガノ(ホール)各小さじ1/2を加え、牛ひき肉1kgを少しずつ入れて弱火で炒め、しょうゆ60ccで調味し
(水気があれば小麦粉大さじ2を加える)冷ます。
(5)固ゆで卵3個は1cm角にし、干しぶどう150gは水でもどしておく。 (6)打ち粉をして(3)をおき、下半分に(4)大さじ1〜2、(5)適量 、オリーブ(種なし)1個の順にのせる。縁を水でぬらし、上半分をかぶせてくっつけ、卵白少々をぬ る。残りも同様に。 (7)紙をしいた天板に(6)を並べ、200度オーブンで焦げ目がつくまで焼く。 ※中につめる具は、前日に作っておくと、味がしみこんでいっそうおいしい。 ※生地の薄力粉1Kgのうち、1カップは別にしておき、こねる段階で調節するとよい。 |
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