醤油百珍 二十六番

口いっぱいに広がる秋の味覚

焼き松茸

雨が降るたびに一段と冷え込む仲秋には、
秋の味覚の代表格、松茸が恋しくなる。
楽しみ方はシンプルながら贅沢に、ただ炙る。
遠火でじっくり、水分がじわじわと溜まった時が焼き上がりの合図。
瑞々しい繊維のシャキシャキとした食感に。
しょうゆタレが繊細な香りをより一層引き立てる。
秋が沁みこむような口福とともに、
この時期だけの出会いをぜひお愉しみください。

【材料】

2人分

  • 松茸 2本
  • こいくちしょうゆ※ 30ml
  • みりん 20ml
  • すだち 1個

※こいくちしょうゆは「生醤油 一番しぼり」がおすすめです。

【作り方】

  1. 松茸を半分に割り、オーブントースターなどの遠火でじっくりと炙る。
  2. 鍋にみりんを入れて沸騰させ、アルコールを飛ばした後、しょうゆを加えて、再度煮立ったら火を止める。
  3. 炙った松茸に②のタレをかける。
  4. お好みでスダチを搾る。

イラスト / マメイケダ