醤油百珍 三十四番

山椒が奏でる、初夏の涼み

鮎の山椒煮

初夏の滋味を閉じ込めた、鮎の甘露煮。
火入れ醤油のまろやかな甘みが、
じっくり煮込んだ鮎の旨みを引き立てます。
加えた山椒の実がほんのりと香り、
甘辛の中に涼やかな余韻を残す一品です。

【材料】

4人分

  • 4本
  • 山椒の実の佃煮 10g
  • しょうが 10g
  • 笹の葉 1枚

◎たれ

  • こいくちしょうゆ※ 大さじ3
  • みりん※ 大さじ2
  • 料理酒 大さじ2
  • だし汁 500ml

※こいくちしょうゆは「火入れ醤油 亀甲萬」、みりんは「万上 流山白味淋」がおすすめです。

【作り方】

  1. 鍋に水、きび砂糖、しょうゆ、みりん、粉寒天をいれて沸騰させる。
  2. 鮎はうろこをとり、よく洗ってぬめりをとる。しょうがは皮をよく洗い、薄切りにする。
  3. 鍋にたれと山椒の実の佃煮、しょうがを入れ、鮎を入れて1時間程度煮る。
  4. 器に笹を敷き、鮎をのせ、山椒と残りの煮汁をかける。

イラスト / マメイケダ