株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 CEO

堀切 功章

株主・投資家の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

経営理念

2016年度の業績について

 キッコーマングループの当期の連結業績は、売上高4,021億7千4百万円(前期比98.5%)、営業利益328億4千2百万円(前期比100.7%)、経常利益320億3千7百万円(前期比103.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益238億1千万円(前期比119.3%)となりました。

 売上は、国内については、しょうゆ、飲料が堅調に推移し、食品、酒類が前期を下回ったものの、全体としてほぼ前期並みとなりました。海外については、円高による為替換算の影響を受けましたが、現地通貨ベースでは、しょうゆは北米、欧州、アジア・オセアニアともに売上を伸ばし、食料品卸売事業も好調に推移し、前期の売上を上回りました。

次期の見通しについて

 当社グループでは、中期経営計画におけるグループ全体の経営課題として「収益性の向上」を掲げております。事業別には「海外事業の成長継続」と「国内事業の生産性向上」を課題としております。

 海外については、しょうゆ事業を中心に今後も当社グループの牽引役として成長を果たしてまいります。
 北米は、高付加価値化等により既存のユーザーの使用機会を増やすとともに、しょうゆ未使用者及びライトユーザーの開拓を進めることによって、安定的な成長を果たしてまいります。
 欧州では、しょうゆの拡売に注力し、既存市場の深耕に加え、新規市場を開拓することで、今後も2桁成長を果たしてまいります。
 アジアでは、国や地域に合った販売施策を展開し、この地域の高い経済成長力を取りこんでまいります。
 東洋食品卸事業では、日本食市場の拡大が続くなか、グループの強みであるグローバルネットワークと質の高い商品・サービスをさらに磨き、確固たる地位を確立させてまいります。

 国内については、しょうゆに、つゆ類、たれ類を加えたしょうゆ関連調味料の成長と収益力向上を目指します。
 しょうゆでは、「いつでも新鮮」シリーズの売上拡大に引き続き努め、高付加価値化を進めてまいります。また、「うちのごはん」については、この成長カテゴリーにおいての地位をさらに強化してまいります。
 デルモンテ飲料については、商品開発、販売促進を強化し、市場におけるデルモンテブランドの存在価値を高めてまいります。また、豆乳においては、生産体制の強化と需要拡大のマーケティング活動を通じて、市場においてさらに強固なポジションを確立してまいります。
 酒類では、家庭用みりんのシェア拡大とともに付加価値のあるワインの提供に注力してまいります。
 バイオ化成品では、事業の見直しを図り収益力を高めてまいります。

 財務上では、営業キャッシュ・フローを有効に活用することが課題であり、成長分野を中心とする設備投資や株主還元を行うとともに、新規事業投資の機会を探ってまいります。さらに、利益率の改善、資産効率の向上とともに、資本効率をあげることも重要な経営戦略の課題であり、ROEを目標指標としております。

中期経営計画について

 キッコーマングループは、2015年度を初年度とし、2017年度を最終年度とする中期経営計画を定めております。

<2017年度の連結業績目標>

1

売上高 4,400億円(平均成長率 5.2%)

2

営業利益 360億円(営業利益率 8.2%)

3

ROE 9%以上

<キッコーマングループ中期経営計画 経営課題>

収益性の向上

1

海外事業の成長継続

2

国内事業の生産性向上

 株主・投資家の皆様におかれましては、なにとぞ一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2017年6月