キッコーマン食文化講座

ワイン入門 ~ワインの種類と楽しみ方~

日程 2011年12月20日
場所 野田本社
講師 竹内潔先生
主催 キッコーマン国際食文化研究センター

1. ワインとは?

狭義の「ワイン」(酒税法では「果実酒」)とは「ブドウ(果汁)」を「発酵」させたものが基本となる。ワインに対して色素の使用、規定以上の補糖、加糖、アルコール添加を行なうと甘味果実酒になる。

広義の「ワイン」=狭義の「ワイン」+甘味果実酒であるが、本講座では狭義の「ワイン」を扱う。

2. ワインの分類方法

ワインの分類方法としては種々有る。[発泡性の有無による分類]としては「非発泡性ワイン(スティルワイン)」に対して「発泡性ワイン」(微発泡ワイン&スパークリングワイン)が有る。

[色による分類]では赤ワイン・白ワイン・ロゼワイン

[+α要素による分類]では「酸化防止剤無添加」、「有機」、「樽仕込」、「貴腐」、「アイスワイン」などが考えられる。

3. ワインの製法

ワインの製法としては白ワインではぶどうを破砕後、搾汁した果汁のみを発酵させるが、
ぶどう⇒除梗破砕⇒搾汁⇒発酵⇒おり引き⇒貯蔵⇒ブレンド⇒冷却⇒濾過⇒壜詰

赤ワインでは破砕後、発酵させて果皮・種から色素やポリフェノールを抽出してから圧搾する
ぶどう⇒除梗破砕⇒かもし発酵⇒圧搾⇒マロラクチック発酵⇒おり引き⇒貯蔵⇒ブレンド⇒冷却⇒濾過⇒壜詰

ロゼワインの造り方としては①赤と同様にかもし発酵を行なうが、色があまり出ないうちに圧搾する ②ぶどう混醸 ③赤白ワインのブレンドの3通りの方法がある。

スパークリングワインの主な造り方としては①カーボネーション(炭酸ガス吹き込み法) ②タンク内二次発酵(キューヴ・クローズ法) ③壜内二次発酵(トラディショナル製法=シャンパン製法、トランスファー製法)の3通りがある。

4. 赤白ロゼのアルコール分と味の特徴

赤白ロゼのアルコール分と味の特徴をまとめると以下のようになるが、例外も多いことに注意。

  アルコール分 甘辛 味の特徴
11~13% 多くは辛口 渋味(ポリフェノール)、マイルドな酸味
7~12% 辛口~極甘口 渋味少なくさわやかな酸味と甘味のバランス
ロゼ 7~11% 辛口~甘口 白ワインに似た味~軽い渋味

5. ワインを飲む TPO

ワインを飲む TPO であるが、「好みに合わせて」が基本。(「好み」はワインの味に対する慣れの度合いによって変わって行くもの)
「赤は肉料理に、白は魚料理に」に縛られる必要は全く無い。

家庭でお客様にワインを出す時やホームパーティではグラスや栓抜きにもちょっと注意を払いたい。

ワインの保管方法としては直射日光を避けてコルク栓使用ワインは横倒しまたは倒立で保管しよう。

開栓後の保管・使用方法は小さめの容器で冷蔵庫保管で1週間を目標に飲みきりたいが、少し味が落ちてきたら調理用に使用すればよい。

利き酒(テイスティング)に際しては利き酒の順番、注ぎ方、手順に注意が必要。