2013年 キッコーマン食文化講座 第2回 味噌からMISOへ ~世界に広がるMISO~
野田本社 2013年12月18日
概要
講師 赤池秋彦氏
【1】味噌は日本の伝統的な発酵食品
 味噌は醤油、酒、みりんなどと並び、1300年もの昔から食べられている伝統的な日本の発酵食品です。ただし、発酵食品は日本だけのものではなく、海外でも多岐にわたり製造され食べられており、代表的なものでは、チーズ、ワイン、ビールなど様々な種類があります。
【2】味噌の国内出荷量は年々減少傾向にあるが、海外輸出量は増加傾向
 味噌製造業の出荷量は、1987年の566,000トンから、2008年には464,000トンまで約20%減少しています。しかし、海外向けの輸出量は、1977年の1,012トンから、2012年には10,083トンまで約10倍に増加しています。
 日本国内では洋食化が進んだことなどの要因により、味噌の消費が減少する中、海外では世界的な健康ブームに乗り、健康食として日本食が好まれるようになり、それに伴い味噌の消費が増えています。
※2013年に外務省・在外公館の調査協力のもと、農林水産省が推計した店舗数
※カッコ内・・・2006年「日本食レストラン海外推奨有識者会議」資料を元に、2010年時点の情報整理のうえ掲載(農林水産省推計)
【3】海外での味噌の消費は味噌汁が主流
 世界的に、寿司、刺身、天ぷらなど人気のある日本食と一緒に味噌汁が食べられており、日本での消費シーンとほぼ同じような状況で各国の人たちに受け入れられ、一般化してきていることがわかります。
【4】「味噌」が「MISO」として、世界の人々に広く知れわたり消費されることに期待
 「和食」が2013年12月にユネスコ無形文化遺産に指定され、世界的に日本固有の食文化として認められました。また、2020年の東京オリンピック開催が決定しましたので、世界中から日本を訪れる人々が増え、日本食を味わうでしょう。そのことにより、味噌汁、ひいては味噌そのものが益々世界の人々に認知され、日本の伝統食である「味噌」が世界に広く知れわたり、消費されることへの期待が高まります。
以上
2013年12月18日
キッコーマン国際食文化研究センター