くいしん坊!万才ページタイトル 試してレシピコーナータイトル02
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料理名 秋アジ鍋
味 昔懐かしいザッパ汁系統の味噌鍋である。生のいくらを寸前に加えるので、半生のプチプチ感が何とも言えない。また、煮込んでいくうちに野菜にも味がしみ込んで、うまみがあふれている。じゃがいもを使っているところは、北海道らしい鍋である。
地域 北海道標津郡標津町北六条東1-1-1
「標津漁協・婦人部」
材料
=4人分=
鮭(秋アジ) 半身
鮭(秋アジ)の内臓
(頭・白子・肝・腸)
生いくら 半腹
じゃがいも 4個
大根 1/3本
にんじん 小1本
ごぼう 1本
白菜 1/4個
木綿豆腐 1丁
突きこんにゃく 1袋
長ねぎ 2本
玉ねぎ 2個
味噌  
 
 
作り方
1. 良く洗った鮭(秋アジ)の半身を適当な大きさに切る。
2. 鮭(秋アジ)の内臓類も良く洗い適当な大きさに切り分ける。
3. 大鍋に湯を入れ、乱切りした野菜(固めのものから)を入れる。
(今回は45cmくらいの大鍋を使った。)
4. 一煮たちしたら塩を加え、切り分けた鮭(秋アジ)の身、内臓をくわえる。
5. 火が通ったら、味噌を加え味を調える。
6. 頂く前に生のいくらを入れ、半生に成ったら出来上がり。
料理写真
出演者
馴山 洋子・辻 松野・
平井 博子・東口 みさ江
備考
北海道標津町は日本一の鮭の町で、年間600万尾、1万5千トンの水揚げがある。10月が最盛期で日に平均10万尾の鮭が水揚げされる。ここが日本一と言われる訳は、水揚高ばかりではなく、徹底した品質管理と安全管理のシステムが確立され、地域で取り組んでいることが上げられる。鮭の定置網業者は28業者で、船は1万トンの積載量があるが、積載を7割に留め、低層部の鮭を傷つけないように気を使っている。水揚げの際に選別作業でだけ人間の手が触れられるだけで、後は水槽に入れられ、漁場の海水と近い状態でセリや移動が行われる為、鮭が傷つかず、新鮮なままで出荷される。水槽で生きている鮭も多い。美味しさがうなずけるシステムが隠れていたのである。
北海道では、春先に回遊してきて獲れる鮭をトキシラズと呼び、秋の産卵時期に遡上してくる鮭を秋アジと呼んでいる。
その秋アジの身をたっぷりと使っているのが「秋アジ鍋」である。取れたての秋アジを使った漁師鍋であるが、鮭の頭や内臓も入っているので、いい味が出ている。