 |
秋アジ鍋 |
 |
 |
 |
昔懐かしいザッパ汁系統の味噌鍋である。生のいくらを寸前に加えるので、半生のプチプチ感が何とも言えない。また、煮込んでいくうちに野菜にも味がしみ込んで、うまみがあふれている。じゃがいもを使っているところは、北海道らしい鍋である。 |
|
 |
 |
北海道標津郡標津町北六条東1-1-1
「標津漁協・婦人部」 |
 |
 |
 |
=4人分= |
鮭(秋アジ) |
半身 |
鮭(秋アジ)の内臓
(頭・白子・肝・腸) |
生いくら |
半腹 |
じゃがいも |
4個 |
大根 |
1/3本 |
にんじん |
小1本 |
ごぼう |
1本 |
白菜 |
1/4個 |
木綿豆腐 |
1丁 |
突きこんにゃく |
1袋 |
長ねぎ |
2本 |
玉ねぎ |
2個 |
味噌 |
|
酒 |
|
塩 |
|
 |
 |
|
 |
 |
 |
1. |
良く洗った鮭(秋アジ)の半身を適当な大きさに切る。 |
2. |
鮭(秋アジ)の内臓類も良く洗い適当な大きさに切り分ける。 |
3. |
大鍋に湯を入れ、乱切りした野菜(固めのものから)を入れる。
(今回は45cmくらいの大鍋を使った。) |
4. |
一煮たちしたら塩を加え、切り分けた鮭(秋アジ)の身、内臓をくわえる。 |
5. |
火が通ったら、味噌を加え味を調える。 |
6. |
頂く前に生のいくらを入れ、半生に成ったら出来上がり。 |
 |
 |
|
|
 |
 |
 |
馴山 洋子・辻 松野・
平井 博子・東口 みさ江 |
 |
北海道標津町は日本一の鮭の町で、年間600万尾、1万5千トンの水揚げがある。10月が最盛期で日に平均10万尾の鮭が水揚げされる。ここが日本一と言われる訳は、水揚高ばかりではなく、徹底した品質管理と安全管理のシステムが確立され、地域で取り組んでいることが上げられる。鮭の定置網業者は28業者で、船は1万トンの積載量があるが、積載を7割に留め、低層部の鮭を傷つけないように気を使っている。水揚げの際に選別作業でだけ人間の手が触れられるだけで、後は水槽に入れられ、漁場の海水と近い状態でセリや移動が行われる為、鮭が傷つかず、新鮮なままで出荷される。水槽で生きている鮭も多い。美味しさがうなずけるシステムが隠れていたのである。
北海道では、春先に回遊してきて獲れる鮭をトキシラズと呼び、秋の産卵時期に遡上してくる鮭を秋アジと呼んでいる。
その秋アジの身をたっぷりと使っているのが「秋アジ鍋」である。取れたての秋アジを使った漁師鍋であるが、鮭の頭や内臓も入っているので、いい味が出ている。 |
|
|
 |
 |
 |
 |