キッコーマン、
平成29年度 知財功労賞「特許庁長官表彰」を受賞

2017年04月11日

キッコーマン株式会社は、平成29年度「知財功労賞(※)」において、知的財産権制度活用優良企業(商標活用優良企業)として、「特許庁長官表彰」を受賞しました。今回の受賞は、当社の永年にわたるグローバルな商標活用の取り組みが高く評価されたものです。

受賞のポイントは以下の通りです。

  • ブランドを「コーポレートブランド」と「商品群ブランド」で体系化し、顧客への想いを込めたブランドの「約束」と「スローガン」を策定して、ブランド構築を進めている。知的財産権のライセンスポリシーとして、グループ会社保有の知的財産は独占的な使用・実施が原則だが、ブランド価値向上の取組として、同社製品を使用した食品を販売するメーカーなど、他社との相乗効果が見込まれる場合には、同社ロゴの使用を許諾。
  • 全事業会社の知的財産を知的財産部が一元管理。国内の商標出願は出願から権利化までの対応を90%以上自社で実施。海外の商標権についても、商品の使用態様に応じて、事業部門と連携を密に図りながら権利網を構築。
  • 日本の食文化に根ざした調味料「しょうゆ」を世界ブランドとして世界各地の食文化と融合しながら市場を開拓し、製造販売拠点を設け、ブランド管理を徹底。世界各国で「KIKKOMAN」、「六角形マーク」の権利化をしており、2016年時点で160カ国以上で権利化。また、本社内の国際事業部門と模倣品対策の方針について協議し、現地会社と連携を図りながら模倣品対策を実施。しょうゆの模倣品が流通しているアジア等の海外地域で行政摘発や刑事訴追するなど、模倣品に対する監視・対応を強化。

キッコーマングループは、社員ひとりひとりの日々の活動の積み重ねにより、お客様のこころの中にキッコーマングループのブランドイメージを築き上げております。
今後も、この受賞に恥じぬよう、ブランド保護とブランド価値向上を重視した知財活動を真摯に行ってまいります。

  • 「知財功労賞」は、経済産業省 特許庁が、知的財産権制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等を表彰する「知的財産権制度活用優良企業等表彰」と、同制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人を表彰する「知的財産権制度関係功労者表彰」の総称で、それぞれ経済産業大臣表彰と特許庁長官表彰があります。

以上